ころんとかわいいゴールデンハムスターは、カラーが豊富です。
そのなかでも、ゴールデンハムスターの珍しい色は、「アルビノ」と「オッドアイ」という種類ですよ。
人気も高いので、出会えたらラッキーです!
珍しい色のゴールデンハムスターは、それだけで魅力的に見えてきますよね。
しかし、そんな珍しい色のゴールデンハムスターをお迎えするときはいくつか注意することがあります!飼い方に気を付けてあげないと、痛い思いをさせてしまうかもしれません。
この記事では、ゴールデンハムスターのよくある色から珍しい色までご紹介しています。
また、珍しい色のゴールデンハムスターをお迎えするときの注意点も紹介していますので、ゴールデンハムスターを飼いたい方はぜひ参考にしてみましょう。
小さな新しい家族について、理解を深めましょう。
ゴールデンハムスターの珍しい色2選!
ゴールデンハムスターの珍しい色には、「アルビノ」と「オッドアイ」の2種類があります。
この2種類は、ペットショップの方もなかなか見たことがないので、なぜ珍しいのか詳しくお伝えしますね。
まずは、ゴールデンハムスターの基本情報からご紹介します!
ゴールデンハムスターの基本情報
まず、ゴールデンハムスターの基本情報をおさらいしましょう。
ゴールデンハムスターは、「ネズミ目キヌゲネズミ科ゴールデンハムスター属」です。
シリア、トルコ、レバノンなどに生息します。
体長は15~20cmに、体重は150g前後と他のハムスターと比べると大きいです。
寿命は2~3年ほどで、一度に15匹前後の子どもを産みます。
ゴールデンハムスターのご飯には、主に「ペレット」というものをあたえます。
「ペレット」とは、ゴールデンハムスターの食べられる木の実などを粉にして、固めたものです。
成分や硬さにも違いがあるので、それぞれに合ったものを選ぶ必要があります。
ゴールデンハムスターにおすすめなのは、こちらの【キョーリン ひかりハムハム 270g ペレット】です!
健康をサポートしてくれる善玉菌を配合した総合栄養食です。スティック型で持ちやすく、食べやすいようになっています。
ゴールデンハムスターが好むミルワームを配合していることで、食欲のない子でも食べてくれる可能性が高いです。また、ユッカを配合しているため、尿の臭いを少なくしてくれますよ。
水でふやかすことで、食欲のないときや、赤ちゃんの時期にもあたえることができるので、試してみましょう。
ハムスターの中でも、温和な性格で懐きやすいゴールデンハムスターはペットとして大人気のため、初めてのペットにもおすすめですよ。
しかし、懐くかどうかは個体差もありますので、こちらの記事も併せてご覧ください。人懐っこいハムスターの見分け方について、詳しくお話しています。
アルビノとは
アルビノは全身の毛が真っ白で目が赤いことが特徴で、これは遺伝子の突然変異により色素を持たないためです。
すべての動物がアルビノになる可能性があります。もちろん、ゴールデンハムスターにも現れます。
突然変異なので、両親の状態は関係ありません。アルビノの子どもがアルビノになる訳ではありませんし、健康体の子どもからアルビノが生まれることもありますよ。
アルビノの注意点
アルビノは日光に弱いです。日の光にあたると、毛が抜けたり、皮膚の病気になったりします。
痛みを感じることもあるよ!
先程もお話した通り、アルビノとは遺伝子の突然変異によって色素を持たない個体のことです。
本来であれば、太陽光から色素が守ってくれるのですが、アルビノにはその守りがありません。
そのため、アルビノの子は、日光にあたらないように気をつけてあげる必要があります。
また、アルビノは目が悪いです。ハムスターは元々あまり目が良くありませんが、アルビノはさらに悪くなりますよ。
これも色素がないことが影響しています。色素がないことで、光の量を調節し辛くなっているのです。
そのため、段差が見えなかったり、高い位置から落下したりする可能性があります。
テーブルなどの高いところに置いたときは、目を離さないようにしましょう。
ハムスターはお部屋のカーテンをよじ登ることもあるので、そこからの落下にも気をつけておく必要があります。
このような理由もあり、アルビノは病気になりやすいです。体調に異変はないか、常に気を配ってあげましょう。
少しでも異変を感じたら病院へ連れていこう!
しかし、アルビノを診てくれる病院は少ないです。あらかじめ、アルビノを診てくれる病院を探しておいた方がいいでしょう。
オッドアイとは
左右の目の色が違う個体です。アルビノと同じく、遺伝子の突然変異によって生まれます。
価格は1万円を超えることもあり、アルビノより希少と言われています。
オッドアイの注意点
次に、オッドアイの注意点をお話します。オッドアイは普通のゴールデンハムスターと飼い方に違いはありません。
しかし、ひとつだけ覚えておくことがあります。それは病気の可能性です。
左右の目の色が違うのは遺伝子の突然変異ではなく、病気のためということもあります。
飼い始める前に、ペットショップの店員さんにお話を聞いたり、気をつけて様子を見てあげましょう。
ゴールデンハムスターは珍しい色以外にも種類が豊富!
ゴールデンハムスターは、品種改良を繰り返したことで種類が豊富です。
1匹のメスと12匹の子どもたちから繁殖を始めましたが、今では100種類を超えるといわれています。
ここでは、中でも人気な一部の種類について詳しくお伝えしますね。
ノーマル
ゴールデンハムスターの原種に近いのがこのノーマルです。全体はオレンジ色で、お腹が白色の種類ですよ。
このカラーから、多くの派生が生まれました。「ゴールデン」と呼ばれることもあります。
賢い子が多く、初めてゴールデンハムスターを飼う方にはおすすめです。
キンクマ
ゴールデンハムスターの品種改良によって生まれました。全身がクリーム色、またはアプリコット色で目が黒い種類です。
「クリーム」や「アプリコット」と呼ばれることもあります。
子どものときは淡く、成長するにつれ濃いアプリコットカラーになりますよ。
人懐っこい子が多く人気の種類です。
ブラック
真っ黒のカラーで、色の遺伝子が強いです。「クロクマ」と呼ばれることもあります。
他のカラーとかけ合わせると、黒のまだらになることが多いです。
「ロング」は「ショート」より色が薄く、グレーのように見えます。
グレー
全身がグレーの種類です。繁殖させるときには注意が必要なので、よく調べましょう。
色の濃さによって、下記3種類にわけられます。
- 「ダークグレー」
- 「ライトグレー」
- 「シルバーグレー」
ホワイト
全身が白く、目の色は「黒・赤・オッドアイ」の子が生まれます。「グレー」の遺伝子が変化して生まれました。「シロクマ」と呼ばれることもあります。
「グレー」の子をかけ合わせることで生まれることが多いです。「ホワイト」の子をかけ合わせても、なかなか生まれません。奇形や死産も多く、繁殖が難しいカラーです。
体長が18cmから19cmと、他のカラーと比べると大きくなります。
珍しい色である「アルビノ」と同じように全身が真っ白ですが、ホワイトは白色の色素を持つため、違う種類です。目の色が赤色か、違う色かで判断します。
アンブロウス
「ノーマル」や「キンクマ」に似ていますが「アンブロウス」は焦げ茶が入っていて、一部が白い個体もいます。「ノーマル」と違い、お腹は灰色です。
見分けが付きにくいときは、ぽっぺたを確認してみましょう。ほっぺたが白い方が「ノーマル」で、白くない方が「アンブロウス」です。
模様の入り方によって、それぞれ呼び方が変わります。
ドミナントスポット
白地に黒いまだら模様、白地に茶色のまだら模様などのカラーですよ。
似たカラーとして「ダルメシアン」もあります。「ダルメシアン」との違いは黒い斑点の大きさで、白い毛が少ない方が「ドミナントスポット」です。
トリコロール
「トリコロール」とは、「違った3色」という意味の言葉です。言葉の通り、「白・茶・黒」の3色のカラーを持っていますよ。
遺伝子の関係で、メスが生まれることが多いです。また、オスが生まれても、繁殖能力がない可能性が高くなります。
バンデッド
黒、または茶色に、白いボーダー模様の種類です。「ノーマルカラーのバンデッド模様」や「キンクマカラーのバンデッド模様」などという言い方をします。
その他
その他にも、以下のようなカラーや毛の種類があります。
- ミンク:全体は茶色で、目の周りに白い眼鏡のような模様がある種類
- シナモン:「キンクマ」と似ていますが「キンクマ」よりも白っぽく、目の色が赤、またはブドウ色の種類
- ロングヘア:毛足の長い種類
- レックス:縮れ毛の種類
- サテン:サテン生地のように、毛に艶のある種類
ゴールデンハムスターの珍しい色以外の飼い方の注意点!
ゴールデンハムスターはあまり鳴かず、人に懐きやすいといった理由から、初めてペットを飼う人におすすめです。
しかし、そんなゴールデンハムスターにも飼うときに注意しなければならないことがあります。
ここでは、ゴールデンハムスターの注意すべき点について解説しますね。珍しい色のゴールデンハムスターも同じように気をつけてあげる必要がある、基本的な部分です。
多頭飼いできない
ゴールデンハムスターは縄張り意識が非常に強く、群れることがありません。そのため、同じケージに入れていると激しく喧嘩をします。
ケージを分けたとしても、近くに置いておくと威嚇をし合います。複数匹を飼いたいときは、お互いの臭いが気にならない程度に距離を離しましょう。
生後3か月程の幼いときは縄張り意識が低く、喧嘩をしないので、その間に離して育てます。
夜行性である
ゴールデンハムスターは夜行性のため、夕方から夜にかけて活発になります。明るい内は暗くて静かな所を好み、寝ていることが多いです。
人によっては生活リズムが合わず、お互いにストレスを抱えてしまうかもしれません。自分の生活に深く関わってくる問題ですので、飼うかどうかは慎重に考えましょう。
ストレスに弱い
ゴールデンハムスターはストレスに大変弱い生き物です。感覚が鋭敏で、物音や光、匂いや気温の変化まで感じ取り、ストレスとなってしまいます。
また、飼い始めたばかりの慣れていない状態で触ることも、ゴールデンハムスターにとってはストレスです。ゴールデンハムスターが、自分から近づいてきてくれるようになるまで待ちましょう。
運動をしないことでもストレスを溜めます。ケージの中に回し車を用意したり、散歩をさせたりして運動させましょう。
強いストレスがかかると、攻撃的になったり寿命が縮んだりします。そうなる前に、ストレス解消をさせてあげたり、環境を整えてあげましょう。
運動させる以外には、かじるものを与えたり、砂浴びをさせたりといったストレス解消方法があります。
砂浴びとは、ゴールデンハムスターの毛づくろいのようなもので、体をきれいにしたいときに行うことが多いです。
ここでおすすめなものは、トイレと砂浴び場を兼ねたアイテム【CASA ゴールデンの清潔サンドルーム/トイレ ハウス 陶器】です!
陶器でできているため、十分な重さがありケージの中で動くことがなく、かじられることもありません。
汚れが付きにくく、砂をまき散らしにくい構造のため、お手入れも簡単です。
ゴールデンハムスターが砂浴び場として使うには狭いので、寝床として使用するとよいですね。
陶器製のメリットは、通気性が良く湿気がこもりにくいことで、季節に関係なく快適に過ごせることですよ。
まとめ
- ゴールデンハムスターは、「ネズミ目キヌゲネズミ科ゴールデンハムスター属」で「シリア、トルコ、レバノン」などに生息する
- ゴールデンハムスターは、体調15~20cmで体重は150g前後、寿命は2~3年である
- ゴールデンハムスターの珍しい色にはアルビノとオッドアイの2種類がある
- アルビノを飼うときの注意点は、「日光にあたらないようにする」「高い所から落ちないように気を配る」「アルビノを診てくれる病院を探しておく」の3点である
- 人気のカラーは下記の9種類である
- ゴールデンハムスター全般の飼い方の注意点は下記の3点である
- 喧嘩をするので多頭飼いできない
- 夜行性のため、暗くなってから活発になる
- ストレスに弱いため、運動をさせたり、環境を整えてあげたりすることが重要
珍しいカラーのゴールデンハムスターだからといって、他のカラーと大きく変わることはありません。
きちんとお世話をしてあげていれば、大きな問題になる前に対処できますよ。
家族に迎え入れたら、たくさんかわいがってあげましょう。
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