きのこは、私たちの身近にある食材のひとつです。水分をたくさん含んでいて、その水分を使って加熱することができます。
きのこを電子レンジで加熱するときは600Wで1分半~2分がおすすめですよ。
きのこは熱の通りも早いので効率よく調理することができますが、電子レンジで加熱する場合の最適な時間はご存じですか。
この記事では「きのこを電子レンジで加熱する場合の加熱時間」や「きのこを電子レンジで加熱した場合の食中毒の恐れ」について解説します。
電子レンジで作る「きのこの作り置きレシピ」もご紹介しますよ。
早く簡単にきのこを調理する方法や、いつもと違う電子レンジでの料理を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみましょう。
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きのこを電子レンジで加熱するには何分がおすすめ?!
電子レンジできのこを加熱する場合の加熱時間と保存のコツやおすすめの冷凍方法をご紹介します。
電子レンジを使うことで加熱時間も短く、栄養素が分解されにくいため、きのこの栄養をしっかりと摂取することができますよ。
時間があまりないときにもすぐとりかかることができますね。
加熱時間の目安は600Wで1分半~2分
きのこを電子レンジで加熱する場合は1袋(約100グラム)あたり「600W:1分半から2分」または「500W:2分~2分半」がおすすめですよ。
手順をまとめました。ぜひ参考にしてみましょう。
【手順】
- きのこの根元を切り落とす(しいたけの場合は軸を落とす)
- 食べやすい大きさにほぐして小分けにする(エリンギ・しいたけの場合は、食べやすい大きさに切る)
- 2を耐熱容器に入れ、ラップをふんわりとかける
- 電子レンジで「600Wで1分半~2分」または「500Wで2分~2分半 」加熱をする
- ざるに取り粗熱や余分な水分をとる
- 冷蔵庫に入れて、当日か翌日中に使いきる
こちらの加熱時間は目安になるので、加熱するきのこの量に合わせて時間を調整しましょう。
また、お使いのレンジの機種で加熱の具合が異なる場合があります。
以下の3点についてきのこの状態をみたうえで、加熱がされているかどうかを確認しましょう。
- 水分が出てつやがあるか
- 色が変わりしんなりしているか
- 加熱のムラがないか
きのこは80~90%が水分で出来ている食材のため、火が通りやすい電子レンジでの加熱がおすすめですよ。
茹でるときと比べると水もお鍋も必要なく、火も使わないのでうっかり消し忘れをする心配もなくて安心です。
洗い物も少なくなるから、とても助かるね!
自宅の電子レンジを使ってえのきを加熱したところ、お皿の重さを入れずに計り168gありました。
電子レンジ600Wで2分加熱し、かさが減ってしっとりとしました。出来たてはきのこの風味が強く感じられますよ!
ポン酢やお好きなドレッシングをかけてシンプルに食べるのもよいですね。
私は中華スープを作ったときに少し具材が足りなかったので、そちらに足していただきました。
簡単に加熱することができるんだ!
下ごしらえをしておくと、あとから料理に追加することができて便利だね!
きのこの冷蔵保存は1週間が目安
きのこは生鮮食品のため賞味期限は定められていませんが、冷蔵庫で保存した場合、4日~1週間が目安です。
ここで、買ってきたきのこが長持ちしやすい保存方法をご紹介します。
しめじ
- 根元を切り落とさずにそのままキッチンペーパーに包む
- ジッパー付きの保存袋に入れて保存する
- 袋のままであれば、袋に1ヶ所切込みを入れて湿気がたまらないようにする
えのき
- 根元は切り落とさずにそのままキッチンペーパーで包む
- ジッパー付きの保存袋に入れて、立てて保存する
- 袋のままであれば、横に寝かせずに立てた状態で保存する
まいたけ
- 根元は切り落とさずにそのままキッチンペーパーに包む
- ジッパー付きの保存袋に入れて保存する
- 袋のままであれば、数ヶ所袋に穴を開けて通気性をよくして冷蔵庫で保存する
しいたけ
- 軸側を上、カサ側を下にして2.3個ずつキッチンペーパーで包む
- 軸側を上に向けた状態でジッパー付きの保存袋へ入れて、冷蔵庫で保存する
水分が多いきのこは鮮度も落ちやすく痛みやすいので、なるべく早めに使いきるようにしましょう。
すぐに使わない場合は冷凍保存がおすすめ
きのこは冷凍するとグアニル酸と呼ばれる旨味(うまみ)成分が増え風味もアップするといわれています。
すぐに使わない場合や新鮮なまま保存したいという場合は、冷凍保存がおすすめですよ。
使いたい分だけを取り出して使うことができるので、とても便利ですね。
冷凍で保存した場合は約1ヶ月が目安です。長期間保存が可能なのは嬉しいポイントですね。
- きのこの根元を切り落とし食べやすい大きさにする
- 空気を抜いてジッパー付きの保存袋へ入れる
冷凍したきのこを解凍すると水っぽくなってしまうので、使うときは解凍せずに凍ったまま調理するようにしましょう。
きのこを電子レンジで加熱すると食中毒の恐れは?
きのこといえば「食中毒」という言葉を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、きのこを食べるとお腹が痛くなったという経験をしたことはありませんか。
ここでは、きのこを電子レンジで加熱する場合の注意点をご紹介します。
生は危険!しっかりと加熱する
きのこの種類はさまざまありますが、マシュルーム以外のきのこは生で食べることはできません。
加熱した場合も熱の通りが不十分だと腹痛・下痢・嘔吐などの症状が出て、食中毒を引き起こすことがありますよ。
しいたけの場合は、皮膚疾患を引き起こすこともありますよ。
電子レンジで加熱する場合、深めの耐熱容器を使う際は加熱のバラつきをなくすために途中で一度、上下をひっくり返すようにして混ぜて再び加熱するようにしましょう。
そうすることで、均一に加熱することができるので安心ですよ。
きのこは基本的には洗わない
きのこは空調管理された衛生的な環境で栽培されているため、調理する前に水で洗う必要はありません。
洗ってしまうと、きのこのもつ香りや旨味、栄養分を流してしまうことになります。
粘りのある「なめこ」は、パッケージに「さっと洗い流してください」などと書かれている場合がありますよ。
洗う場合は、あまりゴシゴシと洗いすぎないように注意するとよいですね。
汚れがどうしても気になる場合は、固く絞ったふきんやキッチンペーパーで優しく拭き取りましょう。
きのこは電子レンジを使うと時短!作り置きレシピ3選
きのこはビタミンDやビタミンB群、食物繊維を豊富に含み、栄養満点でカロリーも低く、体に優しい食材です。
おすすめの時短レシピを3品、ご紹介します。どれも簡単のためおすすめですよ。
電子レンジで加熱したばかりの容器は非常に熱いので、電子レンジの中から取り出すときは注意しましょう。
しめじとベーコンのバター醤油和え
- しめじ 1袋
- ベーコン 2枚(ハーフサイズのもの)
- しょうゆ 小さじ1
- 有塩バター 10g
- 塩こしょう 少々
- しめじは根元を切り落とし手でほぐす
- ベーコンは細切りにする
- 耐熱容器に切ったしめじとベーコンを入れる
- しょうゆと塩こしょうを混ぜ合わせる
- ラップをふんわりとかけて600Wの電子レンジで2分加熱する
- 加熱が終わりしだい有塩バターを混ぜ合わせて完成
ほうれん草などの好きな野菜を加えてもおいしそうだね!
えのきのなめたけ和え
- えのき 1パック
- みりん 大さじ2
- しょうゆ 大さじ1
- えのきの根元を切り落とし3等分にする
- 耐熱容器に入れ、みりんとしょうゆをかける
- ラップをふんわりとかけて600Wで2分加熱し、しっかりと混ぜ合わせる
ほかほかのご飯が食べたくなるね!豆腐や卵焼きにのせても美味しそう!
きのこのマリネ
- お好みのきのこ 2パック(200g)
- オリーブオイル 大さじ2
- レモン汁 大さじ1
- 顆粒コンソメ 小さじ1
- にんにくチューブ 2~3センチ
- きのこの根元を切り落とし食べやすい大きさに切る
- 耐熱容器に入れてラップをふんわりとかけて600Wの電子レンジで3分加熱する
- レモン汁・顆粒コンソメ・にんにくチューブを入れ混ぜ合わせる
忙しいときの「あと1品」に役立つね!
時間のあるときに作り置きしておくと、いざというときに助かりますよ。
作り置きのおかずの保存容器としておすすめのものは、こちらの「tower バルブ付き密閉保存容器」です。
蓋についているバルブをワンプッシュするだけで簡単に密閉が可能です。
蓋・パッキン・バルブと分解できるので、洗うときも簡単で衛生的ですよ。
電子レンジ・食器洗い乾燥機にも対応していますので快適にお使いいただけます。
まとめ
- 電子レンジできのこを加熱するときの目安は、「600Wで1半~2分」「500Wで2分~2分半」
- 加熱するときは、きのこの量に合わせて時間を調整し加熱のムラが出ないように注意する
- 買ってきたきのこの冷蔵庫での保存期限は、4日~1週間
- きのこは水分を多く含むため、すぐに使わない場合は1ヶ月保存可能な冷凍での保存がベスト
- きのこはビタミンÐ・ビタミンB群・食物繊維が豊富でカロリーが低い食材なので積極的に摂る
- 火の通りも早いので忙しいときに電子レンジと合わせて調理に取り入れると便利
きのこは一年中手に入りやすい食材のため、肉や野菜にも合わせやすく毎日取り入れたい食材ですね。
火を使わずに簡単に早く調理したいときは、きのこと電子レンジを使ってみてはいかがでしょうか。
毎日の生活に取り入れて美味しく、楽しくきのこ料理を味わってみましょう。
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