クリスマスシーズンになると、街中にクリスマスツリーやイルミネーションの色鮮やかな装飾がされて、気持ちがウキウキとしますよね。
クリスマスツリーの飾りには、その種類ひとつひとつに意味や由来があり、【幸せにつながる想い】がこめられていますよ。
今回はクリスマスツリーの飾りの意味についてわかりやすくご紹介します。
毎年クリスマスは、パーティや食事を楽しんだり、プレゼントを交換したりして過ごしているけど、クリスマスツリーの意味や由来まで知らないという方は必見です。
クリスマスについての知識を深めて子どもや大切な人に伝えると喜ばれますよ。雑学として知っておいてもよいですね。『そんなこと知ってるなんてすごい!』と驚かれますよ♪
クリスマスツリーの飾りの意味を子どもにも話せるように解説!
12月25日のクリスマスはイエス・キリストが生まれてきたことを祝う日です。降誕祭(こうたんさい)とも呼ばれます。
イエス・キリストとは神様の子どもとして生まれキリスト教の教えを広め人々の幸せを願い、たくさんの人を救った人物です。
クリスマスは古代ヨーロッパの民族の間で行われていた【ユール】と呼ばれる冬至(とうじ)のお祭りとイエスの降誕祭がキリスト教の広がりにより合体したことがはじまりと言われています。
この日をさかいに次の日からは太陽が出ている時間が日に日に長くなっていくため、辛く厳しい冬の時期が終わり春の時期がやってくると人々は喜んでいたんですね。
このユールは10日ほどかけて太陽の復活を祝い、盛大に行われていたそうですよ。
クリスマスの由来って意外なところからきていたんだね!
そんな由来があるクリスマスに飾られるものがクリスマスツリーですが、その飾りには種類それぞれに【意味】があり【想い】や【願い】が込められていますよ。
諸説ある中から代表的な説を子どもにも伝えられるようにわかりやすくご紹介します。解説を参考に子どもにお話してみてはいかかでしょうか。
クリスマスツリーの飾りつけが楽しくなることまちがいなしです♪
クリスマスツリーの飾りものでおすすめのものは【北欧風 クリスマスツリー飾り 6枚セット】です。(9種類の中からいずれかの6種類がセットになっています)
こちらの飾りは木で作られているので優しい雰囲気になりますね。温かみが感じられますよ。
中に見えるキャラクターたちが大変可愛らしいです。
立体と平面どちらでも楽しめるようですね。お部屋の壁や棚などのクリスマスツリー以外の場所に飾ることができますよ。
星(トップスター)「イエス・キリストの誕生」
クリスマスツリーのてっぺんについている大きな星はイエス・キリストが誕生したときに空にあらわれたとされる「ベツレヘムの星」を表しています。
この「ベツレヘム」とはキリストが誕生した地名の名前です。キリスト教の人々にとっては宗教的に強い意味合いを込めた飾りになります。
ベル(鈴)「喜び」「幸せ」「魔よけ」
聖母マリアが神のお告げを受けて授かったとされる神の子【イエス・キリスト】が生まれたときに”ベル”を使って多くの人に知らせたと言われています。
キリスト教においてベルの音は「喜びや幸せ」を表しクリスマスには必須の飾りです。また、聖なるベルの音色で邪気を払うという「魔よけ」の意味があります。
そのほかにも「迷える人々が途方にくれることのないように幸せに導く」という意味もあるそうです。
靴下「聖ニコラウスが窓から投げ入れた金貨のおはなし」
トルコにキリスト教の司教をしていた聖ニコラウスという人物がいました。
聖ニコラウスという人物は、生涯をかけて苦しむ人達を助け数々の奇跡をおこし伝説を残したそうです。人々から尊敬され愛されていました。
【聖ニコラウスのおはなし】
あるとき貧しくお金に大変困っていた家族がいました。聖ニコラウスはその家族を救いたいと家へ向かいます。
そして窓からこっそりと金貨を投げ入れました。その金貨が暖炉のそばに掛けてあった靴下のなかにたまたま入ったことから、靴下を飾るようになったのです。
この聖ニコラウスは、クリスマスになると子どもたちにプレゼントをくれるサンタクロースのモデルになったと言われていますよ。
リボン「永遠に愛情を結ぶ」
リボンには「人と人が愛情をもって永遠に結ばれる」という意味があります。
互いに思い合う気持ちを表すのですね。そのほかにも「魔よけ」の意味もあるそうですよ。
松ぼっくり「勇者モミのお話」「豊作を願う」
イエス・キリストの母である聖母マリアとその婚約者ヨセフを助けたモミの木のお話が由来です。
イエスの誕生により王の座を奪われてしまうと恐れた当時のユダヤ王がイエスを抹殺しようとしていました。
イエスを守ろうとした聖母マリアと婚約者ヨセフが追ってから逃げる途中に隠れたのがモミの木です。
モミの実についた葉に隠れることで、二人は追手から見つかることなくイエスを守ることができました。
そのあとモミの実は「勇者のモミ」と呼ばれ、モミの実に似ている松ぼっくりが使われるようになったというわけですね。また、「豊作を願う」という意味もあります。
ヒイラギ(柊)「いばら」「イエスが流した血」「生命の象徴」
葉先がとがった形をしているヒイラギはイエスが十字架にかけれられ処刑されるときに被らされたいばらの冠を表し、ヒイラギの葉についている赤い実はイエスが流した血を表します。
また、ヒイラギは冬でも枯れない強さをもつため「生命力の象徴」ともされています。
クリスマスキャンドル・ライト 「世の中を明るく照らす」「ルターのお話」
イルミネーションやキャンドルのような光は”世の光”と言われたイエスそのものを表し「世の中を明るく照らす灯り(あかり)」を意味しています。
ここでは、クリスマスツリーに初めてあかりを灯したとされている宗教改革者の「ルター」のお話をしますね。
礼拝の帰り道に夜道を歩いていたルター。ふと上を見上げると木の間から星空が見えました。
その星空の美しさに感動し、家族にもその光景を見せたいと自宅にモミの木を持ちこみ、星の光をイメージした小さなろうそくを枝に灯し再現しました。
これがイルミネーションのはじまりと言われてるんだね!
本物のろうそくをツリーに飾るなんてすごい思いつきだね!
このあとイルミネーションが広まりますが、当時は火事がたびたび起きていたそうで、消火用に水をためたバケツが近くに置かれていたそうですよ。
クリスマスツリー 「永遠の象徴」
ツリーには常緑樹(じょうりょくじゅ)と呼ばれる木が使われています。
この常緑樹は秋や冬でも葉が枯れることがない木で、寒さが厳しい地域で暮らす人々にとって「永遠の生命力の象徴」として特別な存在であったとされています。
クリスマスツリーの木には【家族の健康を願う】【神の永遠の命を願う】こういった想いが込められていたのですね。
ツリーに飾りをつけるようになったのはどうしてなんだろう?
キリスト教がクリスマスの行事が定着する前から、ドイツの地域では焼き菓子やフルーツナッツなどを木に飾り楽しむ習慣がありました。
これがクリスマスツリーの飾りの始まりではないかと言われています。
クリスマスツリーそのものやツリーの飾りには歴史的な背景があり、全てを知ることはできませんが、当時の地域の習慣や人々の想いが混ざり合い、歴史とともに変化していったものといえますね。
クリスマスツリーの飾りでよくある丸いやつにも意味がある!
「丸いやつ」と呼ばれる飾りは「りんご」「豊かな実り」
クリスマスツリーの飾りにはいろいろな種類がありますが、そのなかでも丸い形をしたボールのようなものがよく飾られていますね。
テレビなどでクリスマスツリーを見かけたとき、「この丸いやつはなにかな?」と感じることもあるでしょう。この丸い飾りものの正体は一体なんでしょうか。
名前がわからず「丸いやつ」と呼ばれることが多い、この丸い飾りものの名前は「オーナメントボール」と言います。
このオーナメントボールにも意味があり、キリスト教の本の中に書かれている伝説ともなっている物語が由来のようです。
その物語に登場するアダムとイブがお話のなかで食べた禁断の果実「りんご」を表しています。他にも「豊かな実り」という豊作を願う想いが込められていますよ。
昔のクリスマスツリーには、本物のりんごが飾りとして使われていたそうです。
オーナメントボールという名前を知らずに「丸いやつ」と呼んでいる人がいたら「オーナメントボールという名前なんだよ」と教えてあげましょう♪
丸いボールに赤・緑・白が使われている理由
オーナメントボールをはじめとしたクリスマスツリーの飾りには赤・緑・白が多く使われていて、色にもそれぞれ意味がありますよ。どういった意味があり何を象徴しているのかご紹介します。
【赤】:イエスが流した血、涙、愛
【緑】:永遠の命、力強い生命力、農作物の成長
【白】:イエスの清い心・純潔・雪
サンタクロースも赤と白が印象的だね!
クリスマスツリーがなくても飾りを楽しめるものはリース♪
クリスマスツリー以外でなにか飾りたいときはリースがおすすめ
クリスマスツリーを置きたいが「ペットを飼っている・小さい子どもがいる・置く場所がない」など、事情があってクリスマスツリーは置けそうにないという方もいらっしゃいますよね。
そんな方におすすめの飾りアイテムは【リース】です。玄関口だけでなくお部屋の壁に掛けたり棚に置いたりしても素敵ですね。
クリスマスリースは土台となるワイヤーに葉を巻きつけ、木の実や松ぼっくり・花・リボンなどの飾りをつけたものです。
リースの”輪”は終わりも始まりもない円をえがき「生命の永遠」「魔よけ」を表し、健康を願う「家内安全」の意味もありますよ。
切れ目がない輪は、大変縁起がよいアイテムなので、お正月まで飾って楽しむこともよいと思います。
おすすめのリースはこちらの【クリスマスリース ドライフラワーLサイズ】です。
クリスマスツリーがなくても、こういった飾りがひとつあるだけでクリスマス気分が高まりよいですね♪
種類がたくさんあるのでどれにしようか迷ってしまいそうですが、お部屋のインテリアに合わせて選ぶことができますよ。
「幸せがいつまでも続きますように」という願いを込めて、大切な人への贈り物にもぴったりですね。
こちらの【クリスマスツリータペストリー】もおすすめです。
7種類から選べて壁面に飾るタペストリーです。ライトありとライトなしを選べますよ。
おうちにある飾りを直接タペストリーにつけることができます。小さなお子さんも喜びそうですね。
クリスマスツリーが置けなくてもクリスマス気分が一気に高まりそうですね♪
まとめ
たくさんの飾りの意味を古くから伝わるお話も交えてご紹介しました。
クリスマスツリーの飾りには意味があり、ひとつひとつに込められた想いがあるということを知って驚いたのではないでしょうか。
こういったお話や意味があるんだよ、と子どもや大切な人に説明しながらクリスマスツリーの飾りを選んでみましょう。
会話が楽しめるうえに特別感が増してよいですね。心温まる素敵な時間が過ごせると思います。
これまでとはまた違った気持ちでクリスマスを楽しみましょう♪
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