クサガメは飼育しやすい生き物のひとつで人気がありますが、秋に食欲をなくすと心配ですよね。
その原因は、秋の気温の変化によって食欲をなくしている可能性が高いですよ。
食欲がないときや、餌をたべないときはそのままにしておいてよいのでしょうか。
対処しないままでは、大切なクサガメが衰弱したり、病気になったりしてしまいます。
気温が低下する秋には寒さ対策として、水中ヒーターや日光浴用のライトを利用して温度管理をすることが大事ですよ。
後ほど、クサガメの飼育におすすめの温度管理グッズをご紹介しますのでお見逃しなく♪
この記事では、考えられる原因と対処法をお伝えしていますが、試してみても食欲が改善しないときは病気や感染症などの可能性もありますので、獣医師に診てもらうことをおすすめします。
クサガメは秋に食欲を落とす?食べない原因4選とは⁉
クサガメの食欲が落ちると心配になりますよね。秋に食欲をなくしてしまうことは、さまざまな原因が考えられます。
これまで元気に活動していたクサガメがあまり餌を食べず、動きが鈍くなってくると不安ですね。
ここでは、初心者でも飼いやすいと言われているクサガメの特徴や飼育のポイントをご紹介します。
気温の低下
秋に食欲がなくなる原因の多くは、気温の低下で餌を食べる量が減ってくることが考えられます。
クサガメは変温動物なので、気温の暖かい時期はよく動きますが、気温が低くなってくると動きが鈍くなり、消化機能も低下するので食欲も落ちてしまいますよ。
この場合は、クサガメを飼育している場所の温度を適温に保ってあげるとよいですね。
後ほど、クサガメの体を温めるためのライトをご紹介します。
餌の問題
私たちにも食べものの好みがあるように、クサガメにも餌の好き嫌いがあります。
餌として人工飼料を与えることが多いですが、同じ餌ばかりで飽きていることもあるので、乾燥エビや野菜などをあげると、よく食べて食欲が戻ることがありますよ。
人工飼料もメーカーによって違いますし、好みの餌が見つかるとよいですね。
ストレス、病気
クサガメはキレイ好きなので、水槽の中や水が汚れているとストレスになり食欲が落ちてしまうことがあります。
そこで、こまめに水替えをしたり、水槽内を掃除したりするとよいでしょう。
餌のやり過ぎは、残った餌が水の汚れの原因になるので、食べられる量を与えることが大事ですよ。
こまめに水替えをすることが難しい場合は、フィルター(ろ過器)を利用しながらキレイな水質を維持するようにしましょう。
そして、家にお迎えしたばかりのころは環境が変わるため、ストレスを感じている可能性があります。
新しい環境に慣れるまでは、構いたい気持ちを我慢して、掃除など最低限の世話程度にして見守る方がよいでしょう。
また、クサガメは人慣れしやすいのでつい触ったり手に乗せたりしたくなりますよね。
しかし、臆病な性格のクサガメもいるため、触り過ぎはストレスになることもあるので注意が必要です。
また、病気ではありませんが、産卵前のメスは神経質になり食欲をなくすこともあります。
そして、クサガメなどの爬虫類(はちゅうるい)はサルモネラ菌を持っていることがあるので、触ったら必ず手を洗いましょう。
冬眠前
気温が下がってくる秋は、クサガメの新陳代謝や消化機能が低下するので食欲を落とすことがあります。
逆に、夏に気温が上がり過ぎることも、夏バテのような状態となり食欲を落とす原因になりますよ。
クサガメが元気に活動する「24〜30度」を保つよう意識するとよいでしょう。
冬眠前は15度以下になると餌を食べなくなり、10度以下になると冬眠します。
冬眠中にそのまま死んでしまうこともあるので、ペットとして飼育している場合は、温度を適温に保って冬眠しない環境を維持した方がよいですよ。
クサガメは秋に餌を変えたほうがよい?
クサガメも餌に好みがあったり、同じ餌に飽きてしまったりして食欲が落ちてしまうことがあります。
秋は気温が低下することもあり食欲を落とす原因のひとつですね。
食欲増進するには、どのような餌に変えたらよいのか見ていきましょう。
クサガメは何を食べる?
ペットが今までよく食べていたのに、餌を食べる量が減ると心配になりますよね。
クサガメは、自然界では川や池、水田などの流れの緩やかな場所に生息しています。そのため、そのような場所で虫、小魚、エビなどの甲殻類、水草などを食べていますよ。
雑食だとどの餌でも食べると思ってしまいますが、個体によって好みがあるため、自分の飼っているクサガメの特徴をよく観察するとよいですね。
餌を食べないときは?
いつもの餌に飽きて食欲がないときは、どうしたらよいのでしょう。
人工餌に飽きている場合は、乾燥エビや冷凍餌、生き餌などに変えてみるとよいですよ。
変えた餌の方が食いつきがよければ、餌に飽きていることがわかりますね。
同じ餌ばかりでは、クサガメの栄養が偏ってしまうので、たまには違うものを与えると栄養のバランスも整いますよ。
嫌いな餌で食べないという場合も、餌を変えると解決することが多いです。
また、秋に限らずお迎えしたばかりのクサガメは、ペットショップと餌が違って食べないということもあるため、お店と同じものを用意するのもよいでしょう。
餌を食べないままにしておくとクサガメの代謝が落ち、病気になったり、最悪死んでしまったりすることもあるので注意が必要です。
気温の下がる秋には、クサガメの様子をよく観察して食欲や体調に気をつけてあげましょう。
クサガメの秋の飼育にあるとよいものは?
秋の気温が低下する時期には、クサガメの飼育に必要なものがあるのか気になりますよね。
飼育している部屋の温度が低いと食欲低下の原因になってしまいますので、場合によってはエアコンなどで室内の温度管理をするのがよいですよ。
ここでは、飼育に最適なグッズをご紹介しますので、参考にしてみてましょう。
クサガメを温める最適グッズ
クサガメは変温動物のため、自分で体温調節ができません。そのため、体を温められないと体の機能が低下してしまいます。
特に子供の時期は寒さに弱いため、秋に関わらず温度管理に気を配ることがよいでしょう。
気温が下がってくる秋以降は水温も低くなるので、カメ専用の水中ヒーターを利用して水温を「20〜28度」に保つことも大事ですよ。
こちらの「GEX カメ元気AUTO HEATER SH55 ヒーター」は、カメの飼育に適した水温に保つ水中ヒーターなのでおすすめですよ。
コンパクトなヒーターのため、水槽の中でも邪魔になりませんよ。
また、ヒーターに触れてもヤケドをしないようにカバー付きなところも安心できるポイントですね。
さらに、クサガメは日中は水から出て日光浴(バスキング)をしています。
公園などの池で、昼間に石の上でじっとしているカメを見かけることがありませんか。
これは、「甲羅干し」とも言い、日向ぼっこのように日光を浴びて体を温めていますよ。
日光浴は紫外線からカルシウムを作るためのビタミンDを作ったり、脱皮を促進したりと欠かすことができない行動です。
また、食欲増進のためにも紫外線の効果は欠かせません。そこで、日光浴ができるようにライトを取り付けるとよいでしょう。
こちらの「紫外線ライト 交換用(カメテラス用)E26・50w」は、太陽光と同じように日光浴をすることができますよ。
このライトには、体を温めるためのバスキングライトと、紫外線(UV)照射の2つの効果を得ることができます。
ライトを当てることで、水槽内の温度を上げることもできますよ。
こちらは、交換用のライトになるため、本体をお持ちでない方は本体から購入をしてみましょう。
ライトの取り付けは、クリップ式やスタンド式のものなどがあるので飼育環境に合わせて探せますね。
温め用のライトと紫外線ライトを別々に用意するものや、2つの効果を一体化したライトもありますので、ご自宅での飼育状況に合わせて選ぶとよいですよ。
また、ライトは消耗品のため、半年から1年ほどを目安に新しいものに交換しましょう。
クサガメは紫外線に充分に当たることができないと、甲羅の変形や寄生虫に感染しやすくなってしまうので、ライトなどを利用して紫外線不足を解消してあげましょう。
まとめ
- クサガメが秋に食欲をなくすことは、主に気温が下がることが原因
- 気温は24〜30度を維持するようにする
- 他の食欲をなくす原因として、餌、ストレスや病気、冬眠前などが考えられる
- クサガメの飼育水槽や水はキレイに保つ
- 日光浴ができるようライトを使用する
秋が深まってくると気温が低下してきます。クサガメの食欲が落ちてきたときにあわてないよう対処法を知っておくと安心ですよね。
また、日ごろから水槽の掃除などをして清潔に保つと、ストレスのない環境を作ることができますよ。
クサガメの食欲が秋に落ちてきたときは、様子をよく見て快適な環境に整えてあげましょう。
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