春に黄色一面に咲いて花畑として観賞されることが多い菜の花ですが、花言葉は「怖い」と言われることもあるようです。
菜の花は観るだけで元気になれて花の形も可愛らしいので、誰かにプレゼントしたくなる花ですよね。
しかし、せっかくの気持ちを伝えるプレゼントでも、不吉な意味を贈ってしまうと関係を揺るがす一大事にもなりかねません。
そこで今回は、菜の花の花言葉が怖いと言われる理由やぴったりなプレゼントシーンについて、詳しく解説していきます。
大切な人への気持ちが伝わるプレゼントにするためにも、花言葉の意味についてチェックしていきましょう!
菜の花の花言葉が怖いと言われる理由
菜の花の花言葉に、怖い意味を持つ花言葉はありません。
怖い意味を持つどころか、菜の花の花言葉には、黄色い花が与える印象通り「快活」「明るさ」「小さな幸せ」などポジティブなものが多いです。
ではなぜ、怖いと言われることがあるのでしょうか。
花言葉に隠された謎を紐解いていくと、捉え方によっては怖いと感じさせてしまうものが含まれていることが判明しました。
菜の花の花言葉が怖いと言われる理由
菜の花の花言葉の中には、一部使い方によってはネガティブな捉え方をされてしまうものがあります。
「財産」と「競争」という花言葉は使い方に注意が必要な花言葉です。
豊かさの象徴
切磋琢磨しあうこと
本来はポジティブな意味の「財産」と「競争」も、使い方によっては嫌味と捉えられたり怖いと思われたりするかもしれないのです。
例えば、お互いにライバルと認識している間柄の人に菜の花を贈ると、「お前には負けない」という敵対心に捉えられることがあるというわけですね。
切磋琢磨していこうという意味で贈ったとしても、「競争」という花言葉を意図しない方向で受け取られてしまった場合、関係が崩れてしまう怖さがあるといえます。
菜の花を贈る場合は、贈る相手との関係性や贈る場面を考慮して選ぶべきといえるでしょう。
菜の花はどんな花?菜の花の基本情報
春によく見かける菜の花についての基本情報をみていきましょう。
英名 | canola flower (キャノーラフラワー) |
和名 | 油菜・西洋油菜・花菜 |
別名 | 胡菜・油菜・菜種 |
科・属 | アブラナ科・アブラナ属 |
色 | 黄色・白色・紫色 |
開花時期 | 3~6月 |
菜の花は、アブラナ科・アブラナ属の植物の総称です。
菜種、カブ、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリーなどの花のことを指します。
十字形に黄色い4枚の花びらを咲かせることが特徴です。
また、菜の花は、3~6月の春によく見かける花だと思います。
ちょうど桜が咲く時期と重なると、ピンク色の桜と黄色の菜の花が同時に見れて大変綺麗ですね。
さらに、観賞だけでなく食用としても親しまれることがあります。
菜の花は、甘くてほろ苦く、シャキシャキとした食感が特徴です。
菜の花を天ぷらや和え物にすると美味しいですよ。
さらに、美味しいだけでなく、栄養があることでも有名なのです。
カロテン、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、葉酸などのビタミン類のほか、カルシウムやミネラルも豊富に含まれています。
積極的に取り入れていきたい食材でもあるのです。
また、菜の花は、食卓も鮮やかに彩ってくれる一品となるので嬉しい食材でもありますね。
鮮やかな色の緑の茎や葉は、取れたての鮮度を感じます。
また、よく聞くキャノーラ油は菜の花が原材料となっていますよ。
キャノーラ油は揚げ物や炒め物、ドレッシングにも使われています。
観賞だけでなく、私たちの食卓に欠かせない花でもあるといえますね。
菜の花の花言葉と由来について解説
ここからは、菜の花の花言葉とその由来について詳しく解説していきます。
菜の花の花言葉にはたくさんの花言葉があり、その由来も、黄色は元気を与えるという由来だけではありません。
それぞれの花言葉について、花言葉が付けられた由来を探っていきます。
また、菜の花には、前述したように、黄色だけではなく白色や紫色のものが存在します。
色によって花言葉もガラッと変わるようですので、ひとつずつ見ていきましょう。
菜の花の主な花言葉と由来
まず、一般的な黄色の菜の花の花言葉と由来について解説します。
✔快活
✔明るさ
✔小さな幸せ
✔快活な愛
✔競争
✔活発
✔元気いっぱい
✔豊かさ
✔財産
菜の花のビタミンカラーである「黄色」のように、元気な様子を想像させる花言葉が並んでいますね。
「活発」「明るさ」「快活」「元気いっぱい」はまさにその黄色く元気な菜の花の様子を由来につけられた花言葉です。
菜の花の黄色は、見るだけで元気がもらえますよね。
また、「小さな幸せ」は、茎の先に小さな花束のように花を咲かせる様子、ひとつひとつの花が小さい様子、菜の花という花が身近な存在であることが由来となっています。
普段は意識しない菜の花も、こうしてじっくり見てみると素敵な花だと感じますよね。
「競争」は、たくさんの菜の花が空に向かって競争するように咲いている様子が由来のようです。
菜の花は1輪だけで咲いていることは珍しいですよ。
菜の花1輪1輪が切磋琢磨するように咲いていて、全体的に美しい菜の花畑をよく見かけますよね。
「財産」は、広い大地に広がる菜の花畑の光景が、まるで財宝のように見えることに由来しています。
一面黄色に染まる様は絶景で、豊かさを感じることができますね。
菜の花の花言葉は、元気を与えてくれる黄色い花の色だけでなく、切磋琢磨して花を咲かせる様子や咲かせている花の様子も由来になっているというわけです。
菜の花の色別の花言葉と由来
菜の花には、黄色の他に、白色と紫色があります。
ここでは、白色と紫色の菜の花の花言葉について、それぞれ解説していきます。
〈白色の菜の花〉
「潔白」、「適応力」
白い菜の花は、実は私たちが日頃から食べている、「大根」の花なのです。
花言葉である「潔白」と「適応力」は大根に由来します。
「潔白」は、大根の透き通るような白さが由来です。
大根の真っ白さから、潔白という花言葉が生まれるのは納得ですよね。
「適応力」は、大根の色んな味によく染みるという性質が由来のようです。
同じ菜の花でも、色が違った途端に全く別の花言葉になるのは面白いですよね。
〈紫色の菜の花〉
「知恵の泉」、「優秀」、「聡明」
紫の菜の花は、別名紫花菜(ムラサキハナナ)、花大根(ハナダイコン)、諸葛菜(ショカツサイ)ともいわれます。
紫花菜は、三国志に出てくる諸葛孔明(しょかつこうめい)が戦場の食料として植えて広めた花だそうです。
諸葛孔明といえば、大変頭の良い軍師で、巧みな策略家ですよ。
そんな諸葛孔明が紫花菜の花言葉の由来となっているそうです。
菜の花の花言葉は名付けやプレゼントにぴったり
菜の花は、見た目のかわいらしさや元気を与える様子から、よく花束にも用いられます。
明るく元気な花言葉を持つ菜の花は、縁起の良いプレゼントになりますね。
ここでは、菜の花を贈る具体的なシーンについて、花言葉とともに解説していきます。
菜の花は父の日や母の日のプレゼントにぴったり
菜の花が父の日や母の日のプレゼントにぴったりなのは、言うまでもありません。
「元気いっぱい」「快活」といった花言葉を贈ることで、健康を祈っているという気持ちを伝えることができます。
父の日には、黄色い花を贈るというのが一般的で、主に「黄色いバラ」や「ひまわり」を贈ることが多いですね。
黄色いバラは尊敬を示すなど、父の日にふさわしい花でもあります。
そんな黄色の花束の中に、元気でいてほしいという想いを込めて、菜の花を入れてみてはいかかでしょうか。
菜の花は結婚記念日のプレゼントにぴったり
結婚記念日に菜の花を贈ることには、大変感動的な意味があるのをご存じでしょうか。
「財産」という花言葉は、結婚記念日に渡すことによって「君との結婚は私にとって財産だ」と伝えることができるのです。
結婚してくれてありがとう、いつも側にいてくれてありがとう、そんな感謝の気持ちも伝えることができそうですよね。
結婚記念日には、バラやカーネーションといった愛を伝える花言葉を持つ花を贈ることが一般的ですが、菜の花を入れることによって感謝も伝えることができますよ。
菜の花は入園や入学祝いのプレゼントにぴったり
菜の花は、その黄色く元気が出る花の様子や花言葉が、明るく元気いっぱいに学校へ通う子供にぴったりです。
また、黄色という明るい色は、「祝福」を表すのにぴったりの色です。
入学祝いに贈る花は、お祝いの気持ちが伝わることが重要ですよね。
黄色という華やかで明るい色は、お祝いの気持ちが伝わりやすいですよ。
菜の花は友人へのプレゼントにぴったり
菜の花は、これからも一緒に切磋琢磨していきたいと思う人へのプレゼントとしてもおすすめです。
菜の花が競争するように咲くのと同じように、志高くともに頑張っていきたいと思える仲間や友人に渡すと良いですよ。
普段から、一緒に頑張っていこうなどと励ましあっている間柄だと、より2人の絆が深まりますね。
何かの節目に、心のこもったメッセージカードと共に贈るのが良いでしょう。
おすすめはLucia ルチア ミニメッセージカードセットです。
ゴールドの箔押しがワンポイントで入っていておしゃれですよ。
ハート型の他に、くま、ねこ、花、ハリネズミ、誕生日ケーキなど様々なモチーフがあります。
何か一言だけメッセージを添えたい時にぴったりなサイズなのもおすすめの理由です。
菜の花は子どもの名付けにぴったり
また、菜の花は子どもの名付けにもぴったりな花なのです。
名前に、元気いっぱいに咲く菜の花の「菜」を付けることによって、元気で明るい印象を与えることができるでしょう。
女の子の名前でよくある、「~菜」「菜々子」などは名前ランキングで上位を取っている人気の名前ですよ。
元気いっぱいの子に育ってほしいという気持ちを込めて名前に「菜」をいれるのも良いかもしれないです。
花束としてのプレゼントや、名前のプレゼントに菜の花を活用することによって、元気や活力、感謝といったものを贈ることができるのですね。
まとめ
- 菜の花の花言葉に怖い意味はない
- 使い方によっては怖いと捉えられてしまう花言葉がある
- 菜の花の花言葉は「快活」「元気いっぱい」などパワーを与えるものが多い
- 菜の花には黄色だけでなく白や紫があり、それぞれに花言葉は異なる
- 菜の花はめでたい日にお祝いの気持ちを伝えるのにぴったりの花
- 菜の花は名付けランキングでも人気
菜の花の花言葉と、プレゼントにぴったりの理由について解説してきました。
黄色く明るい印象の菜の花は、花言葉も元気を与えてくれるものでしたね。
花束をプレゼントして、気持ちを伝えるのにもぴったりです。
菜の花を取り入れて、自分も大切な人もハッピーな気分を味わいましょう!
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