入学祝いのお礼状を大学生が書く場合、どのように書いてよいのか悩まれる方もいるのではないでしょうか。
しかし、大学生は今までお礼状を書く機会があまりなく、マナー違反にならないか心配ですよね。
入学祝いのお礼状は、大学生になる本人が例文を参考に、自身の言葉を加えると簡単に作成することができます。
お礼状を正しく書くことは、大人のマナーの第一歩です。
入学祝いをいただいた機会に大学生本人が、少しかしこまった文章でお礼状を書くことができるとよいですね。
この記事では、入学祝いのお礼状を大学生が簡単に書く方法と、親しい間柄の方に出す場合のお礼状の書き方や、例文をご紹介します。
入学祝いのお礼状は大学生と親どちらが書くべき?
入学祝いのお礼状を大学生が贈られたとき、大学生自身がお礼状を書いて出すべきか、または親が出すべきか迷ったことはありませんか。
ここでは簡潔に両方だすべきなのかご説明します。
迷っている場合は、まずこちらから見ていきましょう。
入学祝いのお礼状は大学生のみでOK!
親と大学生の両方から出すと、相手にもより一層感謝の気持ちが伝わります。
しかし、2通も出すことに抵抗を感じることもありますよね。
そのような場合は、大学生が一人で出しても問題はありません。きっと、大人びた文面を見て成長を感じていただけるでしょう。
そこで、入学祝いのお礼状を大学生が自分で書くことができるよう、次にいくつかの注意点と例文を用意しました。
ぜひ、入学祝いのお礼状を大学生自身で、例文を使って簡単に書いてみましょう。
入学祝いのお礼状は例文を使うと大学生でも簡単!
入学祝いのお礼状は、例文を使ってアレンジすると、大学生でも簡単に作ることができます。
お礼状とは、大学への進学や成長を共に喜び、お祝いをくださった方に感謝とお礼の気持ちを込めて送るものです。
少々かしこまった文章でお礼状を書けるようになると、大人びた印象を与えられます。
さらに、今後の社会人としての文章力を身につけることにも役立つでしょう。
入学祝いをもらった後のマナー
入学祝いをいただいたときは、まず電話でお礼を伝えた後、後日お礼状を送ることをおすすめします。
入学祝いを贈ったあと、しばらく経過しているのになにも連絡がないと、贈った側はお祝いは届いたのか、喜んでいるかどうか心配するでしょう。
入学祝いをいただいてから、1~2日の間に電話で受け取ったこととお礼を伝えましょう。その後、1週間以内に改めてお礼状を送ることをおすすめします。
しかし、何通もお送りすることに抵抗があるので、大学生本人が書き、親と連名で送ってもよいでしょう。
入学祝いのお礼状は内祝いと別々
入学祝いは、「まだ自身で独立していない、経済力のない子供にお祝いを渡す」という意味から、入学祝いのお返しは基本的に、返さなくてもよいとされています。
しかし、地域によっては内祝いとして品物などをお返しするところもありますよ。
よって、「入学祝いのお礼状と内祝いは、一緒に渡せばいいのでは?」と考えるのではないでしょうか。
まずは、入学祝いのお礼状を出してから、後ほど内祝いを贈りましょう。
入学祝いのお礼状は、いただいてから1~2日ほどで出すのが望ましいです。入学内祝いは入学祝いをいただいてから約1ヶ月以内に渡すのが一般的ですよ。
内祝いにお返しを贈る場合、いただいたお祝いの2分の1~3分の1ほどの金額でお返しするのが相場です。
内祝いを贈る場合は一般的に、入学式が終わった後のタイミングでよいですよ。
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入学祝いのお礼状を書く内容と注意点
入学祝いのお礼状には何を書くべきか迷いますよね。お礼状に書く主な内容は、大きく分けて次の5つです。
- 挨拶
- 入学祝いをいただいたお礼の言葉
- お祝いをどのように使う予定か、または有効に使わせていただく旨を伝える
- 現在の近況やこれからの抱負など
- 締めのあいさつ
また、お礼状を記載する際は、次の6つの注意点をチェックしましょう。
- 大学生であるため、少しかしこまった文章で書く
- あまり難しく考えず、心からのありがとうの感謝の気持ちを伝える
- 文面には相手の名前も入れる
- 送る相手と自身の関係性に合わせて文面の硬さを考える
- 時候の挨拶と最後の挨拶には、相手への気遣いが感じられる一言を書く
- 距離感がある相手にお礼状を書く場合は、「拝啓」と「敬具」を入れる
お礼状を出す際のポイントは、次の4点です。こちらを意識するとよいでしょう。
- きちんとしたお礼状を出す場合は、白または落ち着いた絵柄の便箋を使う
- ハガキでも代用可能だが、キャラクターものは控える
- お礼状は縦書きが基本
- お祝いをもらってから1週間以内にお礼状を出す
しかし、いきなりかしこまったお礼状を書くとなると戸惑いますよね。そこで、大学生でも簡単に書くことができる例文をご紹介します。
基本の例文
入学祝いのお礼状を書く場合、いきなり本文を書き始めるより、文章の冒頭に季節に合わせた「時候の挨拶」を書くことにより大人びた文章を作成することができます。
入学祝いのお礼状を、大学生が書く機会が少ないなか「時候の挨拶」とは何を書けばよいのだろうかと迷いますよね。
ここでは、「時候の挨拶」の例文と「基本の例文」をご紹介します。
時候の挨拶の例文
- 少しずつ春の温かさを感じるころとなりました。
- 寒さがまだ残る中、少しづつ春を感じる季節となってまいりました
- 早春の候、皆様いかがお過ごしでしょうか
- 桜の花が開く、美しい季節となりました
- 暖かい春の陽気に心華やぐ季節となりました
- 春の日差しを感じる季節となりました
送る相手の関係性に合わせて、文章をもう少し崩して書いてもよいでしょう。
また、入学祝いをいただいたあと、約1ヶ月を過ぎたころにお返しとして、入学内祝いを贈ることが多いです。
その際にお礼状を書く場合も使うことができますよ。
基本の例文
拝啓
桜の開花が待たれる季節となりました。〇〇様においてはお健やかにお過ごしのことと思います。
このたびは、私の進学に際し、心温まるお祝いをいただきありがとうございました。大切に使わせていただきます。
これから新しい環境に、緊張と期待がありますが、様々な経験を重ねることでさらなる成長の機会となるよう努力し、新しい大学生活を精一杯頑張っていく所存です。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
季節の変わり目となりますので、何卒ご自愛下さいませ。
敬具
〇〇〇〇(本人の名前)
入学祝いは親しい人のほかに、親の友人やご近所の方など、大学生本人とは少し離れた存在の方からいただく場合もあります。
このような例文であれば、大学生本人が直接関わりのない方からいただいた場合のお礼状としても使用できるでしょう。
送る相手に合わせてアレンジをするとよいですよ。
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入学祝いのお礼状を親しい親戚へ書くときの内容は?
入学祝いのお礼状を親しい親戚や祖父母など、普段からお付き合いが頻繁な方へのお礼状を書くことも少なくありません。
そのようなとき、「拝啓・敬具」や「時候の挨拶」などのかしこまった書き出しを使うと、少し恥ずかしいと感じることがあるかもしれませんね。
そのような方々へのお礼状は、時候の挨拶などは省略しても大丈夫です。
親しい間柄の場合はお祝いをいただいたお礼と、今の自分の近況などを簡単に書くとよいですよ。
親しい親戚ならきっと、今現在どうしているかなど気にかけていただいていることでしょう。
そのため、近況報告を折りまぜた内容の文章がおすすめです。
次の例文を参考に、お礼状を作成してみてはいかがでしょうか。難しく考えず、自分の言葉で作成していくとよいですよ。
親しい親戚に対してのお礼状は、縦書きでも横書きでも構いません。またお礼状の用紙は、はがきでも大丈夫です。
親しい親戚の場合、会話をするときは敬語を使うことも少ないかもしれません。
お礼状を出すときは大学生の場合、少し丁寧語や敬語を交えて書くと、受け取った相手も成長を感じていただけるのではないでしょうか。
次の例文を参考にアレンジして書くと簡単に書けますよ。
親しい親戚への例文
〇〇おじさん〇〇おばさん(送る方の名前)
こんにちは
いつもお世話になっております。この度は入学祝いをいただき誠にありがとうございました。お贈りいただいたお祝いとても嬉しいです。
新しい大学生活は、慣れないことばかりで大変と感じることもありますが、新しい知識や経験を積み重ねこれからも成長していきたいと思います。
お贈りいただいた心温まるお祝いは、これからの大学生活に使わせていただきます。充実した楽しい大学生活になるよう頑張ります。
またお会いできる日を楽しみにしています。
それでは、季節の変わり目ですが、どうぞお身体に気をつけてお過ごしください。
〇〇〇〇(自分の名前)
お礼と感謝の気持ちだけではなく近況報告と、また会いたいという気持ちを添えることで、喜んでいただける文章を作ることができます。次に会ったときは改めてお礼を伝えるとよいでしょう。
入学祝いのお礼状はカジュアルに書いても大丈夫!
入学祝いのお礼状をカジュアルに書いても大丈夫だろうかと、心配になるかもしれません。
仰々しい挨拶をしなくてもよいほどの親しい間柄であれば、堅苦しいお礼状に恥ずかしさを感じる場合もあるでしょう。
その場合は、「電話やメール・LINE」でお礼を伝えても問題はありません。
ただし、注意していただきたいのは「親しき仲にも礼儀あり」という言葉です。
普段から交流のある間柄でも、お礼状をいただいたことのある相手の場合は、同じようにお礼状を送るとよいでしょう。
また、ご年配の方の場合メールやLINEが苦手な方もいらっしゃいます。親しい間柄でも、そのような方にはお礼状をお送りすることがおすすめです。
入学祝いのお礼状をカジュアルに書くときの例文
入学祝いのお礼状をカジュアルに書いて出す場合も、以前は手紙で出すことが当たり前でした。
最近はパソコンや携帯の普及により、メールやLINEでより簡単で気軽に出すことができます。
ただし、送る相手は、普段からメールやLINEでやり取りできる関係性にある方に留めましょう。
普段から家族のようなお付き合いのある間柄であれば、メールで伝えても不快な思いをすることは少ない場合が多いです。
次にお会いした際に、改めて感謝とお礼に加えて近況などを伝えることで、相手も「贈ってよかったな」と感じていただけるのではないでしょうか。
しかし、普段お付き合いの少ない間柄の方にとっては、メールだけのお礼は失礼ととらえられることがあるので注意が必要です。
なお、メールやLINEでお礼を伝える場合は、長文を控え簡潔な文章でお礼を伝えましょう。
メールやLINEで出す場合は、次の例文を参考に自分の言葉でアレンジして書くと、簡単に文章が作成できます。
例文1
こんにちは
〇〇おじさん〇〇おばさん(送る方の名前)
いつもお世話になっております。
先日は入学祝いをいただき大変感謝しております。
新しく大学生活を始めることに少しの緊張と不安がありますが、充実した大学生活になることを期待し、頑張って成長できるよう努力していきますね。
またお会いできることを楽しみにしています。
時期柄、お体には気をつけてください。
本当にありがとうございました。
〇〇〇〇(自分の名前)
例文2
〇〇おじさん〇〇おばさん(送る方の名前)
いつもお世話になっております。先日は入学祝いをいただきまして、ありがとうございました。とても嬉しかったです。これからの大学生活に使わせていただきますね。
新しい環境に慣れるまで大変です!でも新しい友達もできて、勉強は大変だけどすごく楽しく過ごしてますよ。これからもいろいろと成長していけるように頑張ります!
季節の変わり目なので、みなさんもお身体を大切に、次に会える時を楽しみにしてますね!
本当にありがとうございました。
〇〇〇〇(名前)
カジュアルなお礼状としてメールやLINEであれば、簡単に写真も添付することができます。
入学式の様子や普段の大学生活の近況などを送ることで、連絡をもらった側も安心できるでしょう。
さらに、感謝や喜ぶ姿をわかりやすく伝えることができるため、メールやLINEを活用するのもおすすめです。
遅れてお礼状を出すときの例文
入学祝いのお礼状を出すのが遅くなってしまった!その場合はどうしたらよいか迷いますよね。
最初に述べた通り、入学祝いをいただいた場合は、お礼状はすぐに出すようにしましょう。
先に電話でお礼を伝えても、後日お礼状を出すことがマナーとされています。
入学祝いを贈ってくれた相手の方の気持ちを考えて、気づいた時点ですぐに出すようにしましょう。
遅れてお礼状を出す場合は、次の内容で書くことがおすすめです。
- 時候の挨拶
- 入学祝いをいただいたお礼を述べる
- お礼状を出し忘れていたことを正直に話しお詫びする
- 現在の近況
- 相手への気づかい
お礼状を出すのが遅くなったときの例文をご紹介します。こちらを自分の言葉にアレンジして書きましょう。
遅くなったときの例文
拝啓
早春の候、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
その節は、私の大学入学にあたりお祝いをいただきありがとうございました。
本来ならばすぐにお礼をお伝えすべきでしたが、大変遅くなり申し訳ありませんでした。
いただいたお祝いは大切に使わせていただきます。
季節の変わり目ですので、体調など崩されませんように。
敬具
〇〇〇〇(本人の名前)
お礼状が遅れた場合、お祝いを受け取ってから時間がすぎているため、メールやLINEは避けたほうがよいでしょう。
砕けすぎた文章は避け、手紙やはがきで伝えることをおすすめします。
まとめ
- 例文を使って自分の言葉に置き換えると、大学生でも簡単に書ける
- 大学生本人がお礼状を書くことで、より一層感謝の気持ちが伝わる
- 「挨拶」「お礼と感謝の言葉」「お祝いの使い道」「近況や抱負」「締めの挨拶」の順番で書く
- お礼状を送る相手の関係性によっては、メールやLINEで伝えてもよい
- お祝いをもらってから1週間以内にお礼状を出す
- 出し忘れた場合、気づいた時点ですぐに出す
入学祝いのお礼状を大学生が書く場合は、例文を参考にアレンジするだけで簡単に書くことができます。
自身の成長と未来に対してお祝いをしていただいた方に、感謝の気持ちと近況をつづることで、きっと喜ばれるお礼状ができるでしょう。
そして、成長した姿をたまに見せに行くのもよいですね。
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