わらびはあく抜きが必要ですが、自宅に何もないときは「お湯だけ」でも処理ができますよ!
そろそろ雪が溶けだし、その隙間から顔をだす山菜が取れる季節になってきましたね。
春の芽吹きとともに生えてくる、先がクルッと丸まった形が特徴である山菜の仲間「わらび」について紹介します。
山に毎年恒例で山菜狩りに行かれる方もたくさんいますよね。
ご存じの方もいると思いますが、実はわらびを採ってきた後、食べる前にあく抜きをしなくてはいけません。
わらびのあく抜きは大変そうに感じますが、実は簡単です。
お湯だけで本当に大丈夫なのかと心配される方のためにも方法をお伝えしていきます。
わらびのあく抜きは、お湯だけ以外にもご家庭でよく使用される物や時短できる物も一緒にご紹介していきますのでお見逃しなく♪
わらびのあく抜きはお湯だけで大丈夫!

わらびのあく抜きをする理由
特に生わらび(山などで採ってきたわらび)には、あく抜きをしないで食べると強く苦みを感じてしまい、食べるのは難しいです。
また、わらびには化学物質が含まれており、あく抜きをしなければ中毒性の症状がでることもありますよ。
ですので、手間ではありますがしっかりとあく抜きをしましょう。
ここで心配になってしまった方もいると思いますが、わらびはしっかりとあく抜きをし、食べ過ぎなければ大丈夫ですので、安心してください!
お湯だけであく抜きする方法

わらびのあく抜きがお湯だけで本当にできるのかなと感じますよね。
本当にお湯だけでもわらびのあく抜きが簡単にできてしまうのです。では、方法をみていきましょう!
*こちらで紹介するわらびは、200gを想定しています。
わらび:200g
水:1L
- 取ってきたわらびをしっかり水で洗う
- わらびの根元から2cmほどを切る
- 鍋に水を入れ、沸騰したところでわらびを入れて、5分待つ
- ザルにわらびをあげて、冷ます
- 冷めたらわらびを水に2時間ほど浸し完成!
お湯以外にもわらびのあく抜きができる方法として、ご自宅にあるものでもできる方法をご紹介しますね。
わらびはポリ袋に入れて冷凍保存ができるので、一度にまとめてあく抜きをしてしまっても大丈夫です!
わらびのあく抜きは「重曹」でしっかり落とす!

ご家庭にあると何かと便利な重曹を使ったあく抜きの方法を紹介していきます。
重曹はお掃除などで活躍するイメージが強いですが、わらびのあく抜きにも使用できますよ。
わらびのあく抜きをするのに重曹はどのように使うのかわからない方のために注意することも踏まえて、解説していきます。
重曹は凄く便利ですが、失敗しないためには「量」が大事なポイントですよ!
・わらび:200g
水:1L
重曹:小さじ1
- わらびを水で洗い鍋に入れ、重曹小さじ1をかける
- やかんやケトルでお湯1Lをわかす
- 1のわらびに粗熱がとれたお湯をかけながら、菜箸などで混ぜる
- 落し蓋をして、一晩ねかせる(落し蓋がなかったら、キッチンペーパーでOK)
- わらびを水で洗ったら完成!

注意:重曹を入れ過ぎてしまうと、わらびが柔らかくなり過ぎてしまい、色も抜けてしまうので注意が必要。
お湯があつ過ぎるとわらびの穂先が溶けてしまうことがある。
重曹と言ってもたくさん種類があり、食品に使用しても大丈夫なのか不安になりますよね。
そこでおすすめな商品は、「AGC製 重曹1kg」です!


こちらは国産の重曹で、食品にも使用でき安心ですよ。
食品だけではなく、お掃除にも使用してよいので嬉しいですね。
野菜のあく抜きも簡単にできるので、試してみるとよいですよ。
わらびのあく抜きは「塩」でOK!重曹なしで時短できる
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わらびのあく抜きは、どのご家庭にもある「塩」だけで、できますよ。
また、あまり時間がなく急いでいる方におすすめな、わらびのあく抜きを時短できる方法も後ほどご紹介します。
それでは、まず「塩だけ」でわらびのあく抜きする方法を解説していきますね。
「塩だけ」でわらびのあく抜きをする方法


わらび:200g
塩:大さじ3
水:1L
- 鍋に水、塩を入れ煮立たせる
- わらびは、食べやすい大きさに切る
- 沸騰したら火を止める。
- 粗熱がとれたらわらびを入れ、20分待つ
- ザルにあげて、わらびを水で洗う
- 一晩わらびを水につけたら完成!
塩の量だけ見ると凄くしょっぱくなっていそうですが、水に一晩つけることで塩気が抜けてちょうどよいわらびが完成します。
塩でわらびをあく抜きすると長期間保存ができるので嬉しいですね。
「塩と小麦粉」で時短方法


先程ご紹介しました塩だけでわらびのあく抜きをする方法ですが、時間がないときには間に合わないですよね。
そんなあなたのために、時間をわずか15分に短縮できる方法をご紹介していきます。
・わらび:200g
・小麦粉:大さじ6
水:1.5L
塩:小さじ2
- わらびの硬い根元を切り落とす
- 鍋にわらびが浸かるくらいの水、小麦粉、塩を入れて泡だて器でしっかり混ぜる
- 鍋に火をつけて沸騰したら弱火にし、粗熱がとれたらわらびを入れて4分煮込む
- わらびをザルにあげて洗い、冷水に10分ひたせば完成!
小麦粉を入れることにより、わらびから出たあくを集めてくれるので、時間を短縮することができるのです。
わらびのあく抜きは「灰」で落とせる!保存方法も紹介
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「灰」であく抜きをすることを初めて知る方も多いですよね。
実は昔からあく抜きには灰がよく使用されていました。
今では灰を手に入れるのはなかなか難しいですが、わらびを販売している店舗では一緒にくれるところもありますよ。ここでは、「木灰」を使用します。
後ほど、わらびの保存方法や簡単レシピもご紹介しますので最後までお見逃しなく♪
灰だけであく抜きする方法


わらび:200g
水:1L
灰:ひとにぎり
- わらびはしっかりと水洗いをして、根元の硬い部分を切り落とす
- 少し深めのバットにわらびを入れて、木灰をかける
- お湯を沸かし粗熱がとれたら、わらびへかける
- お湯が冷めてきたらキッチンペーパーなどを上にかぶせて、一晩おく
- 翌日水で洗い、再び水につけて半日待てば完成!
わらびのあく抜きをするには少し日数が必要になりますが、塩のように量を間違えても味うつりしなく失敗せずにできるので、お時間があるときに試してみましょう。
食べやすいサイズに切り、加熱調理に使用するとよいですよ。
「木灰」はスーパーなどで販売されているところが限られているので、こちらの商品を紹介します。
【木灰300g/山菜のあく抜き用】がおすすめです!
木灰が300gとちょうど良い量が入っていて、粉がパウダータイプでお湯に溶けやすく使いやすいですよ。
わらび以外の山菜のあく抜きにも使用できるので嬉しいですね。
もし、量が多い場合は、家族でシェアすることもできるのでおすすめです。
わらびの保存方法
自分にあったわらびをあく抜きする方法はみつかりましたでしょうか。
わらびをあく抜き後、すぐに調理する場合はよいのですが、大量にある場合は保存をしたいですよね。
冷蔵保存する場合は1週間、冷凍保存する場合は2~3ヶ月ほどもちます!
それぞれ保存方法を紹介していきますね。
- あく抜きしたわらびをタッパーなどの保存容器に、食べやすい大きさに切ってから入れる
- わらびが浸るくらいの水を入れて保存する(注意:水は毎日変える)
冷蔵保存の場合は、1週間保存ができます。



水は毎日変えてください。
水が腐ってしまうとわらびも傷んでしまうので注意ですよ。
- あく抜きをしたわらびをキッチンペーパーなどで水をきる
- わらびを食べやすい大きさに切り、冷凍用のジップロック(ジッパー袋)に入れる
- 密閉したら冷凍庫へ保存する
冷凍保存の場合は、2~3ヶ月保存ができます。



解凍するときは、自然解凍などせずに凍ったまま調理することをおすすめしますよ。



解凍してしまうと色の変色や柔らかくなりすぎてしまうからです。
わらびのあく抜き後にできる簡単レシピ3選!


わらびのあく抜きをした後にいざ料理をしようと思っても何を作ればよいのか悩みますよね。
そこで少しですが簡単なレシピを3選紹介していきます!
どれも簡単にできるので、試してみましょう♪
わらびの簡単お浸し


【材料】
わらび:100g
だし醤油:大さじ1(ない場合は醤油とだし粉1袋)
かつお節:小袋1
【作り方】
- あく抜きをしたわらびを食べやすい大きさに切る
- その上に醤油とかつお節をかけるだけで完成!(わさび醤油にするとピリッとして美味しいですよ)
わらびの簡単味噌和え


【材料】
わらび:100g
味噌:大さじ1
かつお節:小袋1
白ごま:小さじ1
ごま油:小さじ1
【作り方】
- あく抜きをしたわらびを食べやすい大きさに切る
- フライパンにごま油をひき香りがたってきたら、1のわらびを入れ1分程炒める(粘り気がでてきてもOK)
- 味噌、かつお節、白ごまを入れて混ぜ合わせれば完成!(おにぎりの具にも使えますよ)
わらびの簡単炊き込みご飯


【材料】
わらび:120g
米:3合
だし粉:小袋1
醤油:大さじ3
酒:大さじ2
にんじん:1/2本
油揚げ:1/2枚
【作り方】
- 米はといでおく。
- わらびは食べやすい大きさに切り、にんじんや油揚げは短冊切りにする
- 炊飯器の水は3合より気持ち少なめに入れる
- だし粉、醤油、酒を入れて軽く混ぜる
- 上からわらび、にんじん、油揚げを入れる
- 炊きあがったら完成!(しっかりと混ぜてから食べましょう)
ここでわらびを食べたくなった方のためにおすすめな商品をご紹介します。
「山形県産 天然生わらび 2kg」がおすすめです!


山形県小国町とは天然の山菜が豊富に取れると有名な場所ですよ。
商品のお届けは、「5月下旬~6月上旬」に随時発送するそうです。(わらびが採れる時期)
天然わらびはなかなか手にするのは難しいので、一度試してみてはいかがでしょうか。(あく抜きはしてないので調理する前にしましょう)
まとめ


- わらびはあく抜きをしないと強い苦みを感じ食べれない
- わらびのあく抜きはお湯だけで大丈夫
- ご自宅にある「重曹」「塩」「小麦粉」でもわらびのあく抜きはできる
- 重曹は入れ過ぎてしまうとわらびが柔らかくなり過ぎてしまい、色も抜けてしまうので注意
- 時短するなら重曹なしで「塩+小麦粉」が一番
- 「灰」を使えば失敗しない
- 簡単レシピで美味しくわらびを食べる
わらびのあく抜きはお湯だけでも完璧!ご自宅にあるものを使えば時短もできます。
これでわらびのあく抜きはマスターできたでしょうか。
お湯だけでも大丈夫ですが、採れたてのわらびを新鮮に食べるためにも時短をしてあく抜きをしましょう。
美味しくわらびを調理して、幸せな時間が過ごせるように願っています♪
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