風邪を引いて熱がでたときに、ポカリを飲んだ経験はありませんか。
ポカリを飲み過ぎると、高血糖状態になり「ペットボトル症候群」や、ひどい場合は「糖尿病性ケトーシス」になる可能性があります。
この記事では、ポカリを飲み過ぎるとどうなってしまうのか詳しく解説していきますね。ポカリの飲み過ぎを予防するおすすめの飲み方やポカリの代わりになる飲み物も紹介します。
風邪を引いてポカリを飲み過ぎてしまって心配な方、家族が風邪を引いて水分補給の方法に困っている方は、参考にしてみてくださいね。
ポカリの飲み過ぎに注意しながら、体調を回復させていきましょう!
風邪でポカリの飲み過ぎに要注意なのは【発熱時】
風邪を引いて熱があるときにポカリを飲み過ぎると、どうなるかご存知ですか。
実は「ペットボトル症候群」や「糖尿病性ケトーシス」になる可能性があります。
それでは、ポカリを飲み過ぎたときの詳しい症状や、どうしてそのような状態になるのか解説していきますね。
ポカリの飲みすぎはペットボトル症候群になる可能性があります!
風邪などで熱が出たときに、多くの人がポカリを飲んだ経験がありますよね。
風邪で熱があるときは、食欲がないことが多く、ごはんなどを食べて栄養を摂ることはもちろん、食事からの水分補給をすることも難しいです。
そんなとき、ポカリは飲みやすく、水分補給も栄養補給もできるので、普段より多く飲んでしまうことがあると思います。
しかし、ポカリには、体のエネルギーとなるブドウ糖(血糖)を多く含んでいるので、注意が必要です。飲みすぎることで、ブドウ糖(血糖)を過剰に摂取することになってしまいます。
そのため、体は高血糖な状態になってしまいますよ。血糖値が上がることで、さらに喉が渇きやすくなります。
そして、さらにポカリを飲むという悪循環に陥ってしまうのです。これを「ペットボトル症候群」といいます。
ペットボトル症候群(ペットボトルしょうこうぐん、英: Pet Bottle Syndrome[1])は、スポーツドリンク、清涼飲料水を大量に飲み続けることによって起こる、急性の糖尿病である。正式名称はソフトドリンク(清涼飲料水)・ケトアシドーシス。清涼飲料水ケトーシスとも呼ぶこともある。ソフトドリンクやスポーツドリンクの急激な大量摂取だけでなく、みかんの缶詰やアイスクリームなど、糖分の多い食品の大量摂食でも発症することが報告されている[2]。
引用:『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』 2023年8月11日(金)11:40 UTC https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%88%E3%83%AB%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4
上記を見るとわかるようにポカリだけではなく、スポーツドリンクや清涼飲料水でも起こる症状です。
急性の糖尿病の一種になるため、飲み過ぎには注意が必要ですね。
また、症状がひどい場合は、意識がぼんやりしたり、昏睡状態のような深い眠りにはいってしまったりする危険性がありますよ。
糖尿病の疾患をもっている方は特に「糖尿病性ケトアシドーシス」にも気をつける必要があります。
糖尿病性ケトアシドーシス(とうにょうびょうせいケトアシドーシス、英語: diabetic ketoacidosis; DKA)は、糖尿病患者において、インスリンの絶対的欠乏によってもたらされるアシドーシス(酸性血症)である。高血糖、高ケトン血症、代謝性アシドーシスが特徴である。ほとんどの発症者は1型糖尿病患者である。数日間から数時間で多尿・嘔吐・腹痛などの症状が現れ、進行すると昏睡や意識障害を来たして死亡する。
引用:『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』2023年10月17日(火)00:29 UTC https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B3%96%E5%B0%BF%E7%97%85%E6%80%A7%E3%82%B1%E3%83%88%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%89%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%B9
上記を見るとわかるように、こちらの発症者はもともと糖尿病の疾患をもっている方がほとんどです。
また、1型糖尿病の方は特に注意が必要ですよ!
風邪で熱があるときは、体の水分が奪われ、水分補給のためにポカリをたくさん飲む方もいらっしゃいますが、注意が必要です。
下痢や嘔吐しているときは、早めの受診がおすすめ!
下痢や嘔吐をしているときは、体の水分が奪われているため、より意識してポカリで水分補給をすることがあるかもしれません。
摂取することで症状が改善していけばよいですが、点滴での水分補給が必要な場合もあるため、早めに病院を受診をすることがおすすめです。
風邪で熱があるときのポカリの量は半分がおすすめ
ポカリを飲みすぎると、高血糖状態になり、ペットボトル症候群や糖尿病性ケトーシスになる可能性があることが理解できました。
しかし、体調が悪いときや熱があるときの水分補給はポカリが飲みやすく、どのように飲みすぎに注意したらよいのかわからない方もいらっしゃいますよね。
そこで、おすすめの飲み方を紹介していきます。とっても簡単なので、ぜひ真似してみてくださいね。
おすすめの飲み方は、ポカリを半分に薄めるだけ♪
ポカリを飲み過ぎて血糖値の上昇を防ぐためには、ポカリを半分に薄めて飲むのがおすすめです。
半分に薄めることで糖類の濃度を減らすことができます。その結果、糖類を多く摂取することを防げますよ。
ポカリを半分に薄めて飲むだけなら、非常に簡単で誰でもできそうですよね。
半分に薄めたポカリの作り方
それでは、半分に薄めたポカリの具体的な作り方を説明していきますね。
- ポカリの粉:1袋
- 水:2リットル
水1リットル用のポカリの粉1袋は、通常であれば水1リットルに粉1袋を溶かして作ります。
しかし、血糖値の上昇を防ぐためには、2リットルの水にポカリの粉1袋を混ぜて作るとよいですね。
これだけでポカリを半分に薄めることができ、多く飲んでも、糖類の過剰摂取を抑えることができます。
ここでおすすめは【大塚製薬 ポカリスエットパウダー 10L×10袋】です!
こちらは粉末タイプになっているので、半分に薄めることも簡単にできます。
10L用が10袋入りで入っているのでまとめ買いにはお得ですよ♪
自分の好きな濃さに薄めることができるので、家族で共有でき便利ですね。
風邪の発熱時にポカリなどイオンウォーターを飲む理由
風邪で熱があるときは、ポカリなどのイオンウォーターが水分補給に適しているとされています。
その理由は、ポカリが人間の体に近いイオンバランスで作られているため、体に吸収されやすいからです。
それでは、ポカリが飲みやすい理由について、詳しく解説していきますね。
ポカリは人間の体に近いイオンバランスで作られている
人間の体の水分には、水だけでなく、ナトリウムなどのイオンも含まれています。
風邪を引いて、熱が出たときや汗をかいたときなどに、体の水分とともにナトリウムなどのイオンも排出されてしまい、体のイオンバランスが崩れてしまいますよ。
ポカリは人の体液に近いイオンバランスで作られているため、発熱時や汗をかいたときなどに奪われたナトリウムなどのイオンをポカリで補給することができます。
そのため、風邪で熱があり、食欲がないときなどでも飲みやすいため、ポカリを飲む人が多いのです。
関連記事として、風邪のときポカリはダメなのかを詳しく知りたい方や、アクエリアスとの違いを知りたい方は、下記の記事も参考にしてみましょう♪
風邪で熱があるときはポカリよりOS-1の方がおすすめ!
風邪で熱があるときに、ポカリ以外でおすすめの飲み物は「OS-1(オーエスワン)」です。
コマーシャルなどでおなじみで、名前を聞いたことがある方やすでに飲んだことのある方もたくさんいらっしゃいますよね。
OS-1がおすすめの理由をわかりやすくご説明しますね。
OS-1とは?
OS-1とは経口補水液のことで、脱水症状があるときにもおすすめされる飲み物です。
医療現場でも使用されていますよ。ドラックストアなどでも販売されており、個人でも入手可能です。
OS-1はポカリなどのスポーツドリンクよりも糖度が低い飲み物のため、ポカリを飲み過ぎたときのようにペットボトル症候群や糖尿病ケトーシスになる可能性は低いです。
ポカリを半分に薄めて飲むことに抵抗がある方は、OS-1での水分補給を検討してもよいかもしれません。
ここでおすすめなのが【大塚製薬 OS-1 500ml×24本】です!
こちらの商品はあす楽対応なので、送料無料でお得にOS-1をまとめて購入できます。
風邪になる前に予備としてご自宅に備えておくと、いざというときに助かりますよ!
脱水症状のときにも使用ができるので便利ですね。
まとめ
- 風邪で熱があるときにポカリを飲みすぎると、高血糖状態になる可能性がある
- 高血糖な状態は、「ペットボトル症候群」や「糖尿病ケトーシス」を引き起こすこともある
- 下痢や嘔吐があるときは、早めに病院を受診する
- ポカリを半分に薄めて飲むことで、糖類の過剰摂取を防ぐことができる
- ポカリなどのイオンウォーターは人体に近いイオンバランスで作れているため、発熱時は特に飲みやすく感じる
- ポカリ以外に、OS-1での水分補給もおすすめ
風邪で熱があるときにポカリを飲み過ぎると体に悪影響が出る可能性があることがわかり、注意してポカリを飲むことが必要ということが理解できましたね。
発熱時は、イオンバランスのとれたポカリが飲みやすい気持ちもすごくわかります。
適切な飲み方や、ポカリの代わりになるもので水分補給をし、糖類の過剰摂取を予防しましょう。
コメント