効果ありとも効果なしともいわれる健康美容法「耳輪ゴム」を試したことはありますか。
耳に輪ゴムを数分かけておくだけで、顔のむくみ解消やいびきの改善に効果があるといわれています!
効果なしと思っている方も、実はやり方が違っていることがありますよ。
正しいやり方やどんな効果があるかなど解説しますので、ぜひ実践してみましょう♪
耳輪ゴムは歯科医の佐藤青児先生が考案した、「さとう式リンパケア」の手法のひとつとして人気が出ました。
より詳しく知りたい方にはこちらの本がおすすめです!
もともとは顎関節(がくかんせつ)の痛みをやわらげるセルフケアとして「耳輪ゴム」が考案されました。
さまざまな身体の不調を改善できる「さとう式リンパケア」がよくわかる1冊です。
「効果あり?」「効果なし?」気になる方は、書籍もおすすめです♪
耳輪ゴムが効果なしの場合は、輪ゴムを見直そう!
耳に輪ゴムをつけるだけで、本当に小顔になるのかな?
簡単すぎる手法によって、「効果なしなのでは?!」と半信半疑の方も多いですよね。
数年前にタレントの藤田ニコルさんがテレビで紹介したことで、注目が集まった美容法でもあるので、一度は試したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もし、効果なしと感じた方は、使用した輪ゴムが合っていなかったかもしれません。
まずはじめに、効果が得られない原因を2つご紹介します。
ゴムの締めつけが強すぎる
より効果があるのではないかと、輪ゴムで強く締めつける方も多いですが、強い締めつけによって効果なしとなることが多いのです!
もともと耳輪ゴムは、緊張した筋肉をほぐすことを目的としています。
なので、強く締めつけすぎることは逆効果となってしまい、耳輪ゴムの効果が発揮されません。
耳に輪ゴムをつけるときは、ほんの気持ち(1mm程度)耳が上がるくらいが適切ですので、きつく締めつけすぎないように、気をつけましょう。
輪ゴムの太さが合っていない
耳輪ゴムに、太めの輪ゴムを使っている場合も効果なしとなることが多いです。
太めのゴムの場合、耳まわりの筋肉への刺激が強すぎて、筋肉がこわばってしまう可能性があります。
また、太いゴムは耳まわりの肌への負担も大きくなるので、注意が必要です。
耳輪ゴムをするときは、細めのゴムを使用しましょう。
耳輪ゴムの効果が出る正しいやり方
効果なしとならないための、「耳輪ゴム」の正しいやり方をご紹介します。
マスクを外す機会が多くなった現在、こんな悩みはありませんか。
- 顔のむくみが気になる
- ほうれい線が深くなった気がする
- 顔の輪郭がたるんでいる
私もここ数年は、マスクを長時間つけることが多かったので、顔の筋肉を使う機会が減り、ほうれい線やたるみがよりひどくなった気がしています。
耳輪ゴムを行い、耳まわりの筋肉をほぐすことで、これらの悩みを改善することができますよ!
歯磨き中やメイク中にも簡単にできる方法なので、ぜひ試してみましょう♪
そもそも耳輪ゴムってなに?
耳輪ゴムとは、耳の付け根に輪ゴムをかけて、耳まわりの筋肉の緊張をほぐす健康美容法といわれています。
耳まわりの筋肉がほぐれることにより、ほうれん線やたるみを改善する効果があり、リフトアップ効果が得られますよ。
また、耳のまわりの筋肉は「屈筋(くっきん)」と呼ばれる、筋肉の起点となっている場所です。
屈筋とは、関節を曲げるときに縮む筋肉のこといいます。
反対に、関節を伸ばすときに使う筋肉を「伸筋(しんきん)」といい、このふたつは対になって働きます。
屈筋は、耳まわりから全身にかけてひとつのラインでつながっているので、耳まわりの筋肉をほぐすと、全身の筋肉に影響を与えることができますよ。
そのため、全身のリンパの流れも整えられ、むくみ改善につながるのです。
耳まわりをほぐすだけで、全身に影響があるなんてすごい!
耳のサイズの合った輪ゴムを用意する
耳輪ゴムで準備するものは、両耳に使う輪ゴム2本ですが、必ず自分の耳のサイズに合った輪ゴムを使用するとよいですね。
輪ゴムのサイズは下記を参考にしましょう。
- 女性:16号(内径38mm)
- 男性:18号(内径44.5mm)
輪ゴムがないときや、ゴムアレルギーの方は、細いひもやデンタルフロス、中に針金が入った細めのワイヤーなどでも代用できますよ。
耳の付け根にかけて、1mm程度の少し耳が上がるくらいの締めつけが感じられるところで結びましょう。
家にある身近なもので、すぐに試せるところも耳輪ゴムが注目される理由ですね♪
耳輪ゴムをやる適切な時間
輪ゴムを耳の付け根にかけて、最初はそのまま5〜10分ほどおいてみましょう。
慣れてきたら装着する時間をのばしても問題ありませんが、耳に違和感を感じたときは、すぐにはずしましょう。
効果なしの場合に、輪ゴムをつける時間をつい長くしてしまいがちですが、耳まわりにはツボが多く皮膚も薄いので刺激を与えすぎないよう注意しましょう。
効果なしと感じた場合も、耳輪ゴムの時間を長くすることは禁物ですよ。
回数に制限はないので、1日に何回やっても問題ありませんが、おすすめは朝です!
朝起きたとき、自分の顔のむくみに驚いたことはありませんか。
耳輪ゴムは即効性があり、すぐに対処できるというところも人気が出た理由のひとつです。
10分ほどですぐに効果が感じられるので、困ったときは試してみましょう♪
もし効果なしのときは・・・。
基本は両方の耳に同時に輪ゴムをかけて行いますが、左右どちらかの耳にだけかけてやってみましょう♪
左右で顔や体の変化の差を確かめてみると、効果を感じやすいですよ。
耳輪ゴムはいびきにも効果がある?!
耳輪ゴムは美容効果だけでなく、いびきの改善や無呼吸症候群に効くなど健康効果もあるといわれています!
耳まわりの筋肉をほぐす効果がある耳輪ゴムですが、それによって顎(あご)の筋肉もほぐれるので、食いしばりを解消して、舌の位置を正常な位置に整えることができますよ。
いびきや無呼吸の症状には、この舌の位置を改善することがポイントです。
なぜいびきに効くのか
いびきや無呼吸症候群になる原因として、寝ているときに舌が喉のほうへ下がり、呼吸を妨げていることがあげられます。
耳輪ゴムをすると、耳まわりの筋肉がゆるむだけでなく、下がっている舌が上顎に自然につくようになるという効果があります。
いびきや無呼吸にお悩みの方は、寝る前に5〜10分ほど耳輪ゴムをやってみましょう!
その際に、輪ゴムをかけた耳がほんの少し(1mm程度)あがっているか確認することと、舌が上顎に軽くついているかも確認するとよいですね。
輪ゴムをかけたまま寝てしまっても大丈夫ですが、耳に違和感や痛みを感じた場合は、すぐに外しましょう。
輪ゴムで耳が痛くなるときは、柔らかい素材の紐を使ってみるとよいですよ。
さとう式リンパケアを考案した佐藤青児先生のYouTubeでも、詳しく解説されています。
動画では耳輪ゴムと一緒に、「あによべ体操」を行うことを推奨しています。
声に出して「あ・に・よ・べ」と10〜30回ほど発声することで、さらに舌の位置が改善できますよ。
耳輪ゴムだけでは効果なしと感じたときは、「あによべ体操」を組み合わせてみましょう♪
さまざまな体の不調にも効く
効果なしと思われることも多い耳輪ゴムですが、実は全身のさまざまな不調に効くことがわかっています。
お伝えしてきたように、耳輪ゴムは耳まわりの筋肉の緊張をほぐして、顔のむくみやいびきなどを改善できますが、ほかにも下記のような不調に効くといわれていますよ。
耳輪ゴムで改善できる不調
- 首や肩のこり
- 目の疲れ
- 頭痛
- 冷え性
これらが改善されるのは、耳輪ゴムをすることで耳まわりにあるリンパ節を刺激して、全身に流れるリンパや血流が整えられるためです。
とくに耳の近くにあるリンパ節は、体の表面近くにあるので、やさしい輪ゴムの刺激も伝わりやすくなっています!
簡単にできる耳輪ゴムですが、全身に効くうれしい効果がたくさんありますね。
効果なしと思っている方も、使う輪ゴムの種類や、やり方に注意して正しい方法で耳輪ゴムを行ってみましょう♪
まとめ
- 耳輪ゴムが効果なしの場合、輪ゴムを見直そう
- ゴムの締め付けが強すぎないか
- 輪ゴムの太さが合っているか
- 効果なしにならないための、正しいやり方
- 自分に適した輪ゴムを用意する
- 5〜10分程度、耳の付け根に輪ゴムをかけておく
- 耳輪ゴムは、いびきや無呼吸を改善する効果もあり
- 寝る前に5〜10分行うことで、舌が上顎に触れるようになり、いびきや無呼吸を改善する
- リンパの流れや血流もよくなるので、顔のむくみやいびき以外にも効果がある
- 首や肩のこり
- 頭痛
- 冷え性
効果なしともいわれる耳輪ゴムですが、正しい方法で行うことにより、実はさまざまな効果を得られる手法です!
顔のむくみ解消・リフトアップ効果やいびき改善のほかにも、体全体の血流やリンパの流れが整うことで、肩こりや冷え性の改善も期待できます。
効果なしと思っていた方も、輪ゴムの種類ややり方をもう一度見直してぜひ試してみましょう♪
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