紅葉狩りは食べ物ではないのになぜ狩るというのか?由来から解説!

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「紅葉狩り」は食べ物ではないのになぜ「狩り」という言葉が使われているのかご存知ですか。

紅葉狩りと言われる由来は、「紅葉狩り」が始まった奈良時代の風習などから、現代にはないおもしろい習慣が生まれ、そこから諸説が考えられていますよ。

紅葉狩りという習慣のはじまりから言葉の由来を、紅葉の名所や全国の見頃とあわせてご紹介します!

日本の紅葉は、国内だけでなく外国人観光客からも圧倒的な人気があります。

しかし、海外には紅葉を見るためだけに出かける「紅葉狩り」という習慣はあまりなく、日本独自の文化といえますよ。

秋は紅葉だけでなく、秋に旬を迎えるおいしい食べ物もたくさんあり「実りの秋」とも言われますよね。

秋の味覚を使った、おいしいお弁当を持って紅葉狩りを楽しむのはいかがでしょうか♪

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目次

紅葉狩りは食べ物ではないが「狩る」といわれる由来

「きのこ狩り」や「ぶどう狩り」はその名の通り、食べ物を狩って食べることですが、「紅葉狩り」は紅葉を狩って食べることはしないですよね。

ではなぜ「狩る」という言葉が使われるのか、疑問に感じたことはありませんか。

ここでは、紅葉狩りの始まりから「狩り」が使われるようになった由来を解説します!

紅葉狩りとは

秋に色づいた木々を眺めて楽しむことを「紅葉狩り(もみじがり)」といいます。

「紅葉」は「こうよう」とも読みますが、うしろに「狩り」がついた場合は「もみじがり」と読みますよ。

紅葉狩りにはとくに決まったやり方はなく、紅葉を眺めながら旬の食べ物を一緒に味わったり、温泉に浸かりながらゆっくり眺めたりするなど、楽しみ方はさまざまです。

おもち

きれいな紅葉は、眺めるだけでもとっても癒される。

紅葉狩りのはじまり

色づいた木の葉を眺めて楽しむという行為は、古くから行われていました。

日本でもっとも古いとされる和歌集の「万葉集」にも、紅葉をよんだ歌が数多く残っていることから、奈良時代〜室町時代にかけて貴族のあいだで始まったとされています。

野山に出かけ、紅葉を鑑賞しながら和歌をよんで宴を楽しんだそうですよ♪

江戸時代半ばになると、一般庶民のあいだでも多くの人が紅葉狩りに行くようになりました。

現代のように紅葉の名所に出かけて、お弁当を食べたりお酒を飲んだりしながら、鑑賞を楽しんだそうです。

おもち

昔から紅葉狩りは親しまれていたんだね!

なぜ紅葉を「狩る」というのか

なぜ紅葉を狩って食べることはしないのに、「狩る」とつくようになったのでしょうか。

紅葉に「狩り」とつく由来は諸説あり、以下のような説が考えられています。

  • 昔は実際に紅葉した葉や枝をとって持ち帰っていたため「狩り」とついた
  • 平安時代に貴族が歩くことは下品と考えられていたため、山に出かけることを「狩り」と表現した
  • 村を荒らす紅葉(もみじ)という名の鬼女を退治した出来事が由来となり、「紅葉狩り」と呼ばれるようになった
おもち

どの説も現代にはない、おもしろい由来ばかりだね!

紅葉狩りにちなんだ食べ物や名所をご紹介♪

古くから多くの人が楽しんでいた紅葉狩りですが、紅葉にちなんだ食べ物があることはご存知ですか。

紅葉狩りにちなんだ食べ物や紅葉の名所を2ヶ所紹介します!

紅葉を見るだけではなく、食べて楽しむことができますよ♪

もみじの天ぷら

大阪北部にある箕面市(みのおし)の名物「もみじの天ぷら」を食べたことはありますか。

こちらは実際に食用の紅葉を揚げた天ぷらで、めずらしい食べ物ですよね。

収穫して1年間塩漬けした紅葉を、小麦粉に砂糖と白ごまを加えた生地をまとわせてカリッと揚げた、やさしい甘さの天ぷらです。

おやつにはもちろんのこと、おつまみとしても人気がありますよ♪

箕面(みのお)大滝の紅葉

もみじの天ぷらが食べられる箕面市には、大阪府で唯一「日本の滝百選」に選ばれた箕面(みのお)大滝があり、秋には人気の紅葉スポットになります。

滝の白い水しぶきと、赤く染まった紅葉の美しいコントラストを見ることができますよ。

滝に向かう道中には、もみじの天ぷらもいろいろな種類が販売されているので、食べ歩きをしながら紅葉狩りを楽しむのもよいですよね♪

もみじ饅頭(まんじゅう)

広島県にある宮島は全国でも有名な観光地ですが、宮島名物の紅葉にちなんだ食べ物「もみじ饅頭(まんじゅう)」も人気のお菓子です♪

紅葉をかたどったカステラ生地の中に、こしあんが入っているものが一般的ですが、今では粒あん・チョコ・抹茶・チーズなど、さまざまな味が楽しめます。

全国お土産ランキングにも常に上位に入るほど人気があるので、お土産にもらったことがある方も多いのではないでしょうか。

ふっくらとした紅葉の形が、かわいらしくてよいですね♪

宮島・紅葉谷公園の紅葉

もみじ饅頭を楽しみながら散策できる宮島の中でも、一番の紅葉スポットは「紅葉谷公園」です!

国宝・世界遺産の「厳島神社」を通り越した坂道の上にある公園で、園内には約700本もの紅葉が広がり、15分ほどで全体を散策することができますよ♪

夜は期間限定でライトアップも行っていますので、紅葉を鑑賞しながら、夜の散歩もよいですよね。

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紅葉狩りにおすすめの食べ物や見頃をご紹介♪

紅葉狩りに出かけるときには、簡単にお弁当を作り、旬の食べ物を持って行くのはいかがですか♪

きれいな紅葉を眺めながら外で食べるお弁当は、いつもより美味しく感じますよね。

秋は天気がよい日も多く、気温も過ごしやすいので、出かけるのが楽しみになる季節ですね。

炊き込みごはんのおにぎり

紅葉狩りのお供に、旬の食べ物を使った炊き込みごはんでおにぎり弁当はいかがでしょうか♪

さつまいも・きのこ・栗などをお米と一緒に炊くだけで、手軽に秋の味覚を感じるおにぎりが作れますよ。

さつまいもごはんの簡単レシピ

以下の材料を入れて、炊飯器でいつも通り炊くだけです!

  • お米・・・2合
  • さつまいも・・・1本(150 g〜300g)お好みの量で
  • 塩・・・小さじ1〜1と2分の1

さつまいもは、小さく切ってから炊飯しても、まるごと炊いたあと混ぜながら細かくしてもよいですよ

簡単なので、出かける前の忙しい朝にもぴったりです!ぜひ試してみてくださいね♪

より本格的な炊き込みごはんを作りたい場合はこちら【奥信濃 味麓庵「四季の膳」山菜釜めし】がおすすめです!

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山菜・しめじ・わらびなどの山の幸がたっぷり入った炊き込みごはんの素です。

むいた栗を一緒に入れて炊き込めば、簡単に「栗入り山菜ごはん」ができあがります。

本格的な料亭の味なので、おにぎりにして持って行けば、お昼が楽しみになることまちがいなしですよ♪

旬のフルーツ

「実りの秋」と言われるほど、秋に旬を迎える食べ物はたくさんあります。

その中でも特にフルーツは秋に旬を迎えるものがたくさんあり、人気なものはぶどう・梨・柿・りんごなどですね♪

紅葉狩りに持って行くお弁当のデザートに、旬のフルーツはいかがでしょうか。

秋のフルーツを選ぶ際は、ずっしりと重く表面にシワのないハリがあるものを選ぶことがポイントですよ。

全国の紅葉の見頃

おもち

紅葉狩りっていつ頃行くのがよいのかな?

紅葉の見頃は、日本の中でも地域によって異なります。

また、その年の気候によっても変動はありますが、紅葉狩りの予定を立てる際は、以下の時期を目安にして下さいね。

北海道9月中旬〜11月上旬
東北地方10月上旬〜11月中旬
関東地方10月中旬〜11月中旬
中部・北陸地方10月下旬〜11月下旬
関西地方11月上旬〜12月上旬
中国・四国地方10月下旬〜11月下旬
九州地方11月上旬〜12月上旬

紅葉が美しい時期は短いので、秋の予定をしっかり立てて、紅葉狩りや秋の美味しい食べ物を楽しみましょう♪

まとめ

  • 紅葉狩りとは、秋に色づいた木々を鑑賞することである
  • 紅葉狩りは奈良時代〜室町時代にかけて、貴族のあいだで始まった習慣が現代でも行われている
  • 紅葉に「狩り」がつく由来は諸説ある
  • 紅葉狩りにちなんだ食べ物とそれが食べられる紅葉の名所は2ヶ所ある
    • もみじの天ぷら・箕面(みのお)大滝(大阪)
    • もみじ饅頭(まんじゅう)・紅葉谷公園(広島)
  • 紅葉狩りには旬の食べ物を使った、炊き込みごはんのおにぎりや果物を持参するのがおすすめ
  • 紅葉の見頃は地域によって異なる

日本で古くから行われていた「紅葉狩り」ですが、美しい紅葉を眺めていると気分がリフレッシュされて気持ちよいですよね。

昔から紅葉狩りが親しまれていた理由がよくわかります。

紅葉にちなんだ食べ物や、秋の味覚で作ったお弁当と一緒にぜひ紅葉狩りを楽しんでくださいね♪

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