ネギの花が咲いたら白い部分は食感が硬くなり食べられません。しかし、柔らかい葉の部分と根の上あたりのふっくらした白い部分は食べられます!
ネギに花が咲いてしまったら、食べられるのかと心配になりますよね。
ネギは2月の収穫時期を過ぎると、次の苗のために栄養素を種に送るため、白い部分が硬くなってしまいます。
こちらではネギの特徴、種類やネギに花が咲いたらどう処理すればよいのか方法をご紹介していきますね。
また、一度は耳にしたことがある「ネギ坊主」は、つぼみの頃なら食べられるのをご存じですか。
野菜は余すことなく食べられる物なので、捨ててしまってはもったいないですよ。
長ネギや葉ネギの栽培方法も詳しく解説しながら、おすすめの商品をご紹介していきます。
ネギの花が咲いてしまったときの食べ方も動画を載せているのでお見逃しなく♪
「ネギの花が咲いたら食べられない」のは本当!?種類も紹介
ネギの花が咲いたら食べられないのは本当なのかと疑問に感じますよね。
食べられるとも聞くので、どちらが正解なのかを解説していきます。
ネギの花が咲いたら白い部分は硬くなってしまい食べれません。
食べられると言われているのは、葉の柔らかい部分と根っこの上あたりのふっくらした白い部分のことです。
ですので、「ネギの花が咲いたら食べられる部分もある」が正解ですね。まずネギの特徴からみていきましょう♪
ネギの特徴
ネギは、「ユリ科ネギ属」で葉菜類です。中国西部が原産地で、奈良時代には日本に伝わったとされる野菜ですよ。
栄養素もカルシウム、βカロテン、ビタミンCなど豊富です。
ネギが「薬味」と言われる由来は、昔から発汗や鎮静、利尿効果があると言われ、風邪などのときに用いられていたことがきっかけのようですよ。
現代では、血圧の上昇を抑えたり、血糖値を下げる効果があるとされています。
ネギは病害虫や暑さ・寒さに強く、家庭で栽培しやすいです。15~20度がネギを育てるにはベストの気温ですよ。
同じ場所に連続で育てるのは向いていないので、1年以上ネギを育てていない場所に植えましょう。
次にネギの種類によって、それぞれ育てる地域や育てやすさなども変わってくるので紹介しますね。
ネギの種類
ネギは大きく分けると2種類あり、鍋物や薬味に使う「長ネギ(白ネギ・根深ネギなど)」と、青い葉芯部を刻み薬味として使う「葉ネギ(青ネギなど)」があります。
関東地方で育てられることが多く、加賀ネギ系や千住ネギ系などが多くでまわっています。
特に下仁田ネギは、群馬県の名産で白い部位が甘みがあり柔らかく、短く太いのが特徴です。
長ネギは栽培方法が少し難しく、日光に当ててはいけないので、土寄せを繰り返したりと、白い部位を30~40㎝くらい育てなければいけません。
また、月に1度は土寄せや肥料をあげて繰り返さなければいけないので、家庭菜園で育てる場合は上級者向けです。
プランターでは難しいので、地植えすることをおすすめしますよ。
「群馬県産の下仁田ネギ」がおすすめなので紹介します!
化学肥料を使用せずに栽培しているので、安心して食べることができます。
他の品種とは違い短いですが、甘みを感じられて、タンパク質やビタミンB、Cなど豊富にとることができますよ。
2kgもあるので、家族と分けてもよい量ですね。
関西地方で育てられることが多く、京都の野菜でも有名な九条系が多くでまわっています。
葉ネギは、栽培してから収穫までの期間も短いので、初心者の方にも向いていますよ。
ホームセンターには、苗から育てられるようになって販売されているので、手軽に栽培できます。
京野菜でも有名な「京都産 新鮮 九条ねぎ たっぷり 4kg」がおすすめです!
こちらは京都から直送されます。4kgが入っていますが、夏場や冬場でも保存がきくので助かりますね。
また、九条ねぎは葉が命ですが、長箱に入れられ葉を守りながら郵送してくれるので、新鮮さに重視されています。
こと九条ねぎは栽培が難しいですが、そのぶん味の風味が良く、食感は柔らかいので美味しいですよ。
ネギの花は咲く前なら食べれる!
2月の収穫後、低温状態になると春に向けてネギは「とう立ち」が始まります。
ここで注意が必要ですがネギ坊主といっても花が咲いてしまう前までが食べ頃ですよ。
花が全て開花してしまうと硬く、食べることができません。
ゆくゆく花が咲くのにと思うと想像しにくいですが、花が咲く前なら、つぼみも葉も食べれるのです。
ネギを濃くした味わいで、少し癖がありますが、お浸しや炒め物、天ぷらなど料理すると美味しいですよ。
山菜など食べれる方には特におすすめですよ。まず「とう立ち」について解説していきますね。
とう立ち(ネギ坊主)とは
「とう」とは、ネギの花のつぼみのことをいいますよ。このつぼみが成長していくと花が咲きます。
「ネギ坊主」という言葉を一度は聞いたことがありますよね。実は、この花のつぼみを「ネギ坊主」といいます。
ネギの花は6つの花弁からできていて、約300以上の小さな花が集結し、球の形に変形しているのです。
名前の由来は、その姿より坊主頭を連想させることで「ネギ坊主」とついたと言われていますよ。
花がはえると栄養素を種に集中するため、ネギ本体が硬く食べるのは難しいので、2月までに収穫するのがベストです。
とう立ち後の処理方法3選!
とう立ち後の処理は上記の3つ方法があります。それぞれ解説していきますね。
種ができればネギの収穫を増やすことができます。
ネギの花(ネギ坊主)をそのまま6月頃まで放置し、茶色く変色すると種が収穫できますよ。
収穫してトレーなどに広げて乾燥させます。乾燥したことにより、手でほぐすと簡単に黒い種がとれます。
しかし、ここで注意が必要なのは、種は第二世代になると質が落ちてしまうこともあり、上手にネギが育たないこともありますよ。
種を作りたい場合はしっかり方法を調べてから挑戦してみるとよいですね。
とうの部分のみ収穫することにより、残った葉は枯れてしまいますが、再びネギの苗を栽培することができますよ。
この作業を『切り戻し』といいます。
先程も紹介したように、とう(つぼみ)の状態でも食べれますよ。
枯れてしまうことがわかっているので、先に全て収穫してしまいます。
『とう(つぼみ)』と残りのネギも食べれるのでお得に感じますね。
まだ、とう(つぼみ)ですが食感が悪くなる前に早めに収穫しましょう。
ネギの花言葉を紹介♪ポジティブな意味の由来とは
ネギは野菜なのに花言葉なんてあるのかな?
確かにネギは野菜の仲間なのに、花言葉があると連想できないですよね。
実は、ネギにも白い花が咲き、こちらには花言葉がありますよ。
ネギの花言葉は、すごくポジティブですのでご紹介しますね♪
ネギの花言葉
実はネギの花言葉は、ポジティブな意味で4つあります!
ネギの花言葉は「くじけない心」「ほほえみ」「笑顔」「愛嬌」ですよ。
そもそもどうしてこの花言葉になったのか由来を見ていきましょう。
花言葉の由来
花言葉の由来は、それぞれ違うのでわかりやすく解説しますね。
ネギは上にまっすぐ成長していき、葉がそこからわかれては伸びてを繰り返し、収穫しても再度新しい苗が生えてくるところからきたと考えられています。
小さな花が集結した姿が可愛らしいとその姿からきたとされています。
ネギ坊主ともいわれその丸い球体の姿が愛くるしいとされています。
ネギの花を栽培する方法
ネギの栽培方法は、長ネギと葉ネギではそれぞれ違います。
ネギの花を咲かせたい方、咲かせたくない方のために注意点も含めて解説していきますね。
長ネギの栽培方法
栽培時期 | 3月下旬~4月 |
収穫時期 | 11月下旬~2月頃 |
注意ポイント | 植え付けの際は「苦土石灰」や「肥料」などを使用しない |
栽培レベル | 上級者 |
栽培する期間は、3月下旬から4月に種をまき、植え付けのポイントは「苦土石灰」や「肥料」などを使用せず、根を傷つけないようにします。
収穫は野菜の中でも長いほうで、11月下旬から2月頃までですよ。
欲しい量を収穫できるので助かりますね。花を咲かせたい場合は、収穫せずにそのまま春まで放置をすると白い花が咲きますよ。
こちらの「下仁田ネギの種」がおすすめ商品です!
こちらは春まき用の下仁田ねぎのタネです。通常の白ネギより甘みがあり、美味しいですよ。
スーパーのネギとは違って自分で作るネギは本当に美味しいです!
ホームセンターなどでもなかなか販売されてないことが多いようなので、一度試してみてはいかがでしょうか♪
葉ネギの栽培方法
栽培時期 | 3月下旬~4月 |
収穫時期 | 7月頃 |
注意ポイント | 種をまく前(2~3週間)に1㎡に対して「苦土石灰」を100gまいておく |
栽培レベル | 初心者からOK |
栽培する期間は、3月下旬~4月にかけて種をまき、7月頃には60~70㎝くらいまで伸びるので、収穫できます。
葉先が3~5㎝程になったら3㎝の間隔で「間引き」が必要になり、10~15㎝程になったら5㎝の間隔で間引きをしますよ。
育てるポイントは、酸性の土が苦手なので、種をまく前(2~3週間)に1㎡に対して「苦土石灰」を100gまいておくことが重要です。
長ネギと同様、花を咲かせたい場合は収穫せず、放置しましょう。
こちらは「万能小ネギ」がおすすめ商品ですよ!
こちらは、家庭菜園に向いている万能小ねぎのタネです。
薬味としても活用でき、多様に料理に使用できるので便利ですよ。
種を植えてから収穫が早く、春から秋まで楽しめます♪
ネギの病害虫
ネギは病害虫に強いですが、どうしても害虫がでてきてしまいます。
ハスモンヨトウやネギアザミウマといった害虫には注意しましょう。
ネギがよくかかってしまう病気は「さび病」で淡い黄色の褐色斑点があらわれます。
これはまんえんしてしまう病気なので、見つけしだいその株は抜きましょう。
初期症状の場合は薬剤をまくことにより、防ぐことができますよ。
補足情報
スーパーなどで購入してきたネギを切ると、たまに花が入っていることがあります。こちらは食べてしまっても大丈夫です。
収穫の時期が少しずれてしまうと中からとう(つぼみ)が生えてしまっている状態になります。
また、花(ネギ坊主)が生えてしまったネギの場合、食感が悪くなるため、すぐに切ってしまうことを覚えておくとよいですよ。
愛知県にある自然農園の動画になりますが、わかりやすいのでこちらの動画をご覧ください。
こちらの動画を見るとわかるように中心が硬くなってしまっているので、上の柔らかい緑の葉と、根っこの上のふっくらした白い部分のみ食べることができます。
野菜は余すことなく食べれるので、捨ててしまわず食べてみましょう♪
まとめ
- ネギは「カルシウム・βカロテン・ビタミンC」の栄養素がとれる
- ネギは血圧の上昇を抑えたり、血糖値を下げる効果がある
- ネギの花はとう(つぼみ)のときは食べられる
- ネギの花が咲いたら、葉とふっくらした白い部分だけ食べられる
- ネギの花が咲いたら放置すれば種ができる
- ネギの花言葉は「くじけない心・ほほえみ・笑顔・愛嬌」
- 長ネギは、3月下旬~4月に種をまき、11月下旬~2月頃まで収穫ができ、上級者向け
- 葉ネギは、春から秋にかけて種をまき、5月下旬~11月頃まで収穫でき、初心者向け
ネギの花が咲いたら根本から切ると次の苗が生えてきます。
ネギといっても大きく分けて2種類あり、栽培方法などさまざまなことを初めて知った方もいますよね。
自分にあったネギや栽培方法を選び挑戦してみましょう。
ネギ坊主も天ぷらにすると美味しいので、一度試してみてはいかがでしょうか♪
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