端午の節句のお祝いに何するか悩んでいる方には、次の3点がおすすめです。
- 「五月人形」や「鯉のぼり」を飾る
- お祝いの膳を囲む
- 衣装を着て記念撮影する
端午の節句のお祝いに何するのがよいか、悩んでいませんか。
初めて端午の節句を迎える赤ちゃんがいるご家庭の場合は、何するのがよいのか、わからないことも多いですよね。
この記事では、端午の節句のお祝いに何するのがよいのか、おすすめをご紹介していきます。
また、端午の節句におすすめの食事や、お祝いのお返しについても解説しますね。端午の節句にまつわるさまざまな悩みを解消することができますよ。
端午の節句の由来についても解説していきますので、季節の行事に理解を深め、お祝いをより一層楽しみましょう。
端午の節句のお祝いで何するの?おすすめ3選を楽しむ♪
端午の節句のお祝いは何するの?
端午の節句のお祝いに何するのがよいか、悩んでいませんか。
赤ちゃんが生まれて、初めて端午の節句を迎える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
赤ちゃんの姿で端午の節句を迎えられるのは一生に一度だからこそ、思い出に残るお祝いをしてあげたいですよね。
そのような方に、おすすめのお祝い方法は次の3点です。
- 「五月人形」や「鯉のぼり」を飾る
- お祝いの膳を囲む
- 衣装を着て記念撮影する
それでは、端午の節句のお祝いに何するか悩んでいる方に、おすすめのお祝いの方法を具体的にご紹介していきます。ぜひ、参考にしてみましょう。
1.「五月人形」や「鯉のぼり」を飾る
端午の節句には、「五月人形」や「鯉のぼり」を飾りましょう。
「五月人形」は、家の中に飾ることから「内飾り」とも呼ばれます。鎧飾り(よろいかざり)、兜飾り(かぶとかざり)、武者人形、金太郎人形などのさまざまな種類がありますよ。
室内に飾る「内飾り」に対し、「鯉のぼり」は部屋の外に飾るので、「外飾り」とも呼ばれます。
それぞれのお飾りについて解説していきますね。また、飾る時期についても説明しますので、ぜひ参考にしましょう。
鎧飾り
「鎧飾り」は、鎧や兜・刀剣・弓など、戦いに出向くための装具一式を揃えた(そろえた)ものです。
兜飾り
「兜飾り」には、大きなサイズの兜から小さなサイズのものまで、さまざまな大きさの兜があります。
実際に子どもが兜をかぶれるタイプのものもあるようです。
武者人形
武士の姿をした人形です。兜や鎧などの武具を身に付けていて、子どもの無病息災を祈る意味が込められています。
金太郎人形
金太郎の姿をした人形です。優しさと力持ちのシンボルですね。
鯉のぼり
「鯉のぼり」の由来は諸説あります。数ある諸説のうち、「鯉のぼり」は鯉が滝を昇って龍になるという中国の伝説に基づいていますよ。
鯉から龍に姿を変える様子に、「子どもの成長や立身出世」の願いを重ねたとされています。
日本では、江戸時代から鯉のぼりを飾るようになったといわれていますよ。昔は、庭に大きな鯉のぼりを飾る家庭が多く見られました。
しかし、近年は、室内やベランダに飾れるタイプの小さな鯉のぼりや、窓ガラスや壁に貼るタイプの鯉のぼりで、端午の節句をお祝いするスタイルが増えています。
節句飾りを省スペースで、簡単に準備したいという方におすすめの商品は、「鯉のぼりのタペストリー」です。
こちらのタペストリーは、壁に飾るだけで簡単に準備ができますよ♪
小さな子どもがいて、準備に多くの時間をかけられない方や、大きな節句飾りを飾るスペースがなく困っている方におすすめです。
刺繍(ししゅう)の鯉のぼりが可愛く、おしゃれな雰囲気が出るので、タペストリーの前で記念撮影するのもよいでしょう。
節句人形は誰が準備する?
「五月人形」や「鯉のぼり」などの節句飾りは、母方(ママ)の実家が揃えるのが一般的とされています。
昔は、父方(パパ)の祖父母の家でお祝いの席を用意し、母方の祖父母はそこへ招待されていました。
母方の祖父母は招待される代わりに、お祝いとして節句人形を用意することになっていましたよ。
最近では、パパとママがお祝い膳を用意したり、父方母方双方の実家で折半して節句人形を購入したりするなど、各家庭に合ったスタイルが主流になっています。
父方母方どちらの祖父母も、「節句人形を用意したい」と考えている場合には、事前にそれぞれの意向を確認し、どちらに贈ってもらうのか相談して決めておくとよいでしょう。
節句飾りはいつ飾る?
お飾りを飾る時期は、明確に決められているわけではありませんが、3月20日前後に「五月人形」や「兜」を飾り、4月上旬には「鯉のぼり」を飾るとよいでしょう。
ただし、飾りものを前日の夜に準備して、端午の節句当日だけ飾るという「一夜限り」は、縁起がよくないとされているので注意が必要です。
端午の節句のお祝いが終わり、お飾りを片づけるのは5月中旬までが一般的ですよ。お飾りは湿気に弱いため、天気のよい日に片付けましょう。
2.お祝いの膳を囲む
誰とお祝いするの?
端午の節句のお祝いには、両家の祖父母をはじめ、親しくしている親戚を招いて、お祝いの膳を囲みましょう。
昔は、親戚一同を招いて豪華なお祝いをしていました。
しかし、現代では、核家族化が進み、親戚一同を招いて大勢でお祝いをする家庭は少なくなっています。
祖父母や親戚を招かず、赤ちゃんとパパママだけでお祝いする家庭が多くなってきていますよ。
祖父母や親戚を招いて食事会をするのか、赤ちゃんとパパママのみでお祝いをするのか、各家庭でよく話し合って決めるとよいでしょう。
お祝い膳を用意しよう!
端午の節句には、お祝い膳を用意し、家族みんなでお祝いしましょう。
お祝い膳には、「ちまき・柏餅・鯛・ブリ・カツオ」など縁起のよい食べ物を用意します。それぞれの食べ物には意味があるので、確認しておきましょう。
- ちまき・・・邪気を払う
- 柏餅・・・子孫繁栄
- ブリ・・・出世魚
- カツオ・・・勝男
お祝いの注意
端午の節句の日に、まだ生まれたばかりの生後約1~3ヶ月の赤ちゃんがいる場合は、お祝いをすることが難しい可能性があります。
そのようなときには、ママや赤ちゃんの健康状態を考慮することが大切です。お祝いをすることが難しい場合は、翌年に延期してもよいでしょう。
3.衣装を着て記念撮影する
端午の節句のお祝いには、衣装を着て記念撮影することもおすすめです。
一生に一度の初節句に、記念になる写真を残したいと思う方も多くいますよね。
衣装を着た写真を撮ることで、初節句の思い出をしっかり残すことができますよ。
フォトスタジオや写真館で記念撮影をしたり、衣装のみレンタルまたは購入し、お家で写真撮影をしたりしてもよいでしょう。
初節句のために着る衣装に、特に決まりがあるわけではないですが、端午の節句のお祝いには、男の子は陣羽織を着るのがおすすめです。
端午の節句の由来を知ろう!
端午の節句は、男の子のための節句で、男の子の健やかな成長を祈願する行事です。
「節句」とは、季節の節目をあらわす言葉で、季節の節目には邪気が入りやすいと考えられていたため、節句の日には無病息災の祈願をしますよ。
1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日が節句にあたり、これらを「五節句」と呼びます。5月5日が端午の節句にあたります。
それに対し、3月3日は、「上巳の節句」と呼び、女の子のための節句です。女の子の健やかな成長を祈願します。
この時期は、桃の開花時期と重なり、桃には邪気を払う力があるという言い伝えから「桃の節句」とも呼ばれるようになりました。
また、生まれて初めて節句を迎えることを「初節句」と呼んでいます。
「端午の節句」である5月5日は男の子、「上巳の節句」である3月3日は女の子、それぞれの健やかな成長を祈願する節句ですが、どちらの日も子どもの成長を祈願することに変わりはありません。
端午の節句のお祝いにおすすめの食事3選!!
端午の節句のお祝いに、どんな食事を準備したらいいのかな?
端午の節句のお祝いには、「お祝い膳を用意する」ことを解説しました。
しかし、どんな食事を用意したらよいのか、悩みますよね。また、赤ちゃんや小さな子どもの育児をしながら、お祝いの食事を準備するのは大変です。
育児しながらでも、簡単にお祝い膳の用意ができる食事や食材は次の3点がおすすめですよ。
- ちまき&柏餅
- たけのこ料理
- 出世魚を使った料理
簡単に準備することができ、家族や食事会へ招待した祖父母や親戚にも喜んでもらえる食事を選ぶことで、準備の負担を減らすことができますよ。
それでは、端午の節句のお祝いにおすすめの食事3選を紹介していきます。ぜひ参考にしてみましょう。
1.ちまき&柏餅
「端午の節句」に食べるものと言えば、「ちまき」や「柏餅」を思い浮かべる方がたくさんいらっしゃるかもしれません。端午の節句のお祝いに食べる定番のお菓子です。
ちまき
「ちまき」は、甘い味を付けた細長い餅を笹の葉で包み、蒸したお菓子です。
餅の中にあんは入っておらず、上新粉やくずを使ったものなどさまざまな種類があります。
「ちまき」は中国から伝わったものと言われていますよ。5月5日に川へ身を投げた中国の詩人のお供え物として使われました。
そのことから、「ちまき」には魔除けや厄除けの力があるといわれてきたようです。
柏餅
「柏餅」は、小豆あんや味噌あんの入った餅を、柏の葉で包んだお菓子です。
近年は、全国的に見られますが、古くは主に関東地方で食べられていたようですよ。
柏の葉は、新芽が出てくるまで落ちません。このことから、「家系が途絶えず、子孫が繁栄する」という意味があります。柏餅は、縁起の良い植物を使った食べ物です。
2.たけのこ
「たけのこ」は、真っすぐとすくすく育ち、竹になる植物です。「子どもにまっすぐ元気に育ってほしい」という願いを込めて、端午の節句のお祝いに食べられるようになりました。
さまざまな料理に使うことができるため、端午の節句の食事にたくさん盛り込むことができます。祖父母や親族を招いた食事にもおすすめです。
「たけのこ」を使った料理は下記がおすすめですよ。
- たけのこご飯
- たけのこの土佐煮
今回は、家事や育児などで忙しくても簡単に作ることができる【たけのこご飯】の作り方を解説していきますよ。
たけのこご飯
「たけのこ」を使って簡単に料理がしたいという方には、「たけのこご飯」がおすすめです。
材料を切り、調味料を入れて、炊飯器で炊くのみで、簡単に作ることができますよ。
たけのこのコリコリとした食感をしっかり味わうことができ、端午の節句にふさわしい食事の一つです。ぜひ、下記のレシピを参考にしてみましょう。
材料
- お米 :2合
- たけのこ :中1本(約200g)
- 油揚げ :1枚
- 醤油 :大さじ2★
- 酒 :大さじ2★
- みりん :大さじ2★
- 塩 :小さじ1/4(※顆粒和風だし使用の場合は入れない)★
- 出汁 :適量(水と顆粒和風だし小さじ2でもOK)
作り方
- たけのこはくし形に、油揚げは半分に切り細めの短冊切りにします。
- といだお米に材料★の調味料を入れ、2合のラインまで出汁を入れる
- ①の材料をお釜に入れて、炊飯する
- 炊き上がったご飯を混ぜて完成
3.かつおなどの出世魚
かつおやスズキ、ブリなどの成長するたびに名前が変わる出世魚は縁起がよいため、端午の節句のお祝いに食べるのがおすすめです。
出世魚は縁起がよいだけでなく、男の子の立身出世を願うためにも食べられます。
煮たり焼いたり、お刺身にしたり、さまざまな食べ方があるため、食事会で喜ばれる食材のひとつですよ。
出世魚を使った、単語の節句のお祝いにおすすめのレシピは、次の3点です。
- かつおのたたき
- かつおの漬け丼
- 鯛の煮付け
かつおのたたき
簡単に用意ができる、出世魚を使ったおすすめの食事は、「かつおのたたき」です。
買ってきたかつおのたたきを切り、お好みで薬味や醤油、ポン酢などを添えて、簡単に準備できますよ。
お祝い膳を豪華に見せてくれる一品で、祖父母や親戚を招いた食事会でも喜ばれることでしょう。
端午の節句にお祝いのお返しは食事会招待がおすすめ♪
端午の節句のお祝いにお金をいただいたけど、
お返しはどうしたらいいのかな。
端午の節句には、お祝いのお金をいただくこともあると思います。
いただいたお祝いのお返しはどうしたらよいのか、悩んでいませんか。
お祝いのお返しにおすすめは、食事会へ招待することです。
食事会へ招待できない場合についても解説していきますので、ぜひ参考にしてみましょう。
お祝いのお返しに食事会へ招待しよう!
端午の節句にお祝いのお金をいただいたら、お祝いを贈ってくれた祖父母や親族を食事会へ招待しましょう。
食事会でのおもてなしがお祝いのお返しになります。そのため、お返しは不要になりますよ。
食事会招待ができないときは、内祝いとしてお返ししよう!
お祝いをいただいても食事会へ招待できない場合もありますよね。そのようなときは、内祝いとしてお返ししましょう。
端午の節句におすすめの内祝いは、「イラスト入りどら焼き」です。
鯉のぼりや兜、金太郎など、端午の節句にふさわしいイラストが入っている、大変かわいいどら焼きです。
どら焼きは、ご高齢の祖父母や、ご年配の親戚の方でも食べやすく、人気のあるお菓子ですよ。
かわいいイラスト入りのどら焼きで、離れて暮らしている祖父母や親戚も、端午の節句を楽しむことができるでしょう。
次に、内祝いを贈る際のマナーを確認しておきましょう。
- 内祝いに贈る品物の予算は、いただいた金額の3分の1程度
- 内祝いに贈る品物は、お菓子やお米、鰹節など縁起のよいものを選ぶ
- 内祝いは、端午の節句から1ヶ月以内に贈る
- 内祝いの熨斗(のし)は「蝶結び」の水引きにし、「子どもの名前」で贈る
祖父母や親戚に内祝いを贈る際は、「五月人形」や「鯉のぼり」などの節句飾りと一緒に写った子どもの写真を添えるのがおすすめです。
祖父母や親戚が、お祝いの子どもの姿を知ることができ、きっと喜んでもらうことができますよ。
まとめ
- 端午の節句のお祝いにおすすめの過ごし方は下記の3点である
- 「五月人形」や「鯉のぼり」などの節句飾りを飾る
- お祝いの膳を囲む
- 衣装を着て記念撮影する
- 「五月人形」には、「鎧飾り・兜飾り・武者人形・金太郎人形」の種類がある
- 「鯉のぼり」には、鯉が龍になる姿から、子どもの成長や立身出世してほしい願いが込められている
- 端午の節句のお祝いは、昔は親戚一同で祝っていたが、現代はパパママ赤ちゃんのみで祝う家庭が多い
- お祝い膳には、ちまき、柏餅、ブリ、カツオなど縁起のよいものを用意する
- 端午の節句のお祝いの日は、ママと赤ちゃんの健康を考慮し、難しければ来年に延期してもよい
- 端午の節句のお祝いにおすすめの食事は下記の3点である
- ちまき・柏餅
- たけのこ
- かつおなどの出世魚
- 端午の節句のお祝いに「たけのこ」を使ったおすすめの食事は、「たけのこご飯」である
- 端午の節句のお祝いに「出世魚」を使ったおすすめの食事は、「かつおのたたき」である
- 端午の節句のお祝いのお返しは、「食事会招待」がおすすめ
- 端午の節句のお祝いにお金をいただいたら、食事会へ招待するのがよい
- 食事会へ招待することが、お祝いのお返しになるので、別途のお返しは不要
- 食事会へ招待することができない場合は、内祝いを贈る
- おすすめの内祝いは、お菓子、米、鰹節など縁起のよいものである
- 内祝いを贈る際のマナーは下記の4点である
- 内祝いに贈る品物の予算は、いただいた金額の3分の1程度にする
- 内祝いに贈る品物は、お菓子やお米、鰹節など縁起のよいものを選ぶ
- 内祝いは、端午の節句から1ヶ月以内に贈る
- 熨斗は「蝶結び」の水引きにし、「子どもの名前」で贈る
昔と今では、お祝いの仕方が変わってきているので、それぞれの家庭に合わせたスタイルで楽しむことが大切です。
初節句を迎える赤ちゃんがいるご家庭の方は、ママと赤ちゃんの体調を考慮し、無理のない範囲でお祝いを楽しむとよいですね♪
端午の節句のお祝いに何するのがよいか、参考にしてみましょう。
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